東レ、サカイオーベックス、カルビーなど
[14/12/30]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<3402> 東レ 968.2 +31.1買い優勢。独BMWに車体用の炭素繊維を供給すると報じられている。先月にはトヨタの燃料電池車向けに炭素繊維を供給と伝わった経緯もあり、相次ぐ採用実績を受けて、中期的な市場拡大が想定される自動車分野への展開に対し、期待感が一段と高まる状況になっているようだ。なお、第3四半期の業績観測報道が伝わっているが、こちらは市場予想を下回る格好であり、株価の上値抑制要因につながっている。
<3408> サカイオーベックス 177 +13急伸。東レが独BMWに炭素繊維を供給と報じられている。車体用への採用の広がりを背景に、炭素繊維の市場拡大期待が一段と高まる状況となっており、炭素繊維関連の材料株と位置づけられる同社にも短期資金の連想買いが向かう格好に。先月も、東レがボーイングから大量受注と伝わった後に急伸した経緯。
<2229> カルビー 4175 -40小幅安。第3四半期営業利益は前年同期比15%増の180億円強になりそうだとの観測報道が伝わっている。4-12月期としては過去最高益を更新、ほぼ計画通りの推移で、225億円の通期予想は変更無しとみられると。ただ、通期の市場コンセンサスは240億円強の水準であり、ポジティブなインパクトは限定的となっている。10-12月期の水準も市場予想を10億円程度下回っているとみられる。
<2685> アダストリア 3160 +377上げ目立つ。前日に第3四半期の決算を発表、ポジティブな材料につながる格好へ。累計営業利益は56.2億円で前年同期比4.6%増益、上半期は20.4億円で同45.9%の大幅減益であったため、9-11月期は急速に収益が好転する状況に。営業利益は同倍増となっている。各事業分野ともに増収となったほか、粗利益率の改善も進んでいるもよう。通期での減益見通しは据え置いているが、一転して上振れ期待が優勢に。
<2331> ALSOK 2926 +17しっかり。野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を3000円から3600円に引き上げている。高採算の機械警備事業の契約収入、工事、機器売却の堅調な進捗が確認できたと評価。また、常駐警備の経費増が一服しつつあるほか、安否確認などその他事業も順調に拡大しているとの指摘。今期以降の業績予想を上方修正、来期営業利益は17%増益を予想している。
<9831> ヤマダ電機 406 +6約1ヵ月半ぶりの高値更新。明確な材料は観測されていないものの、年末年始商戦への期待感に加え、インバウンド消費関連として来年の株価の行方などに対する期待感も。昨日、ヤマダSXLが急伸したことも刺激材料。高値を更新したことでヘッジファンドなどのショートカバーも想定へ。
<8604> 野村HD 690.2 -13.7さえない。掉尾の一振が期待された株式市場だったが、本日は想定以上に軟調な地合いに。証券セクターは業種別下落率のトップ。また、同社に関しては、SMBC日興が短期業績は厳しいと指摘しているもよう。10-12月期の税引前利益は630億円と前四半期740億円比で減益を予想。国内ビジネスは好調だが、米国ビジネスの不調が減益の主因で、市場変動の影響が業績に大きな影響を与えることを再確認する決算になるとしている。
<3038> 神戸物産 9700 -290続落。前日に自己株式の取得終了を発表、需給妙味が後退する展開になっている。12月15日に、好決算とともに自己株式の取得を発表、その後の株価は急伸する展開となっていた。自社株買いは発行済み株式数の6.82%に当たる60万株、30億円が上限となっていたが、8営業日で買い付ける形となった。なお、同社は東証1部銘柄の中で今年最も上昇率が高かった銘柄であり、前日終値までの上昇率は4.3倍の水準に達している。
<6291> 日本エアーテック 722 -70下落率2位。前日は、西アフリカから帰国の男性がエボラ出血熱の可能性と報じられ、エボラ熱対策関連銘柄としてストップ高まで上昇した。本日は年内最終売買日となるなか、男性はエボラ陰性と伝わっていることもあり、短期資金の手仕舞い売りの動きが急がれる格好となっている。同様に前日に強い動きとなった日アビオ、アゼアスなども、東証2部の下落率1、2位を占める状況に。
<FA>
<3408> サカイオーベックス 177 +13急伸。東レが独BMWに炭素繊維を供給と報じられている。車体用への採用の広がりを背景に、炭素繊維の市場拡大期待が一段と高まる状況となっており、炭素繊維関連の材料株と位置づけられる同社にも短期資金の連想買いが向かう格好に。先月も、東レがボーイングから大量受注と伝わった後に急伸した経緯。
<2229> カルビー 4175 -40小幅安。第3四半期営業利益は前年同期比15%増の180億円強になりそうだとの観測報道が伝わっている。4-12月期としては過去最高益を更新、ほぼ計画通りの推移で、225億円の通期予想は変更無しとみられると。ただ、通期の市場コンセンサスは240億円強の水準であり、ポジティブなインパクトは限定的となっている。10-12月期の水準も市場予想を10億円程度下回っているとみられる。
<2685> アダストリア 3160 +377上げ目立つ。前日に第3四半期の決算を発表、ポジティブな材料につながる格好へ。累計営業利益は56.2億円で前年同期比4.6%増益、上半期は20.4億円で同45.9%の大幅減益であったため、9-11月期は急速に収益が好転する状況に。営業利益は同倍増となっている。各事業分野ともに増収となったほか、粗利益率の改善も進んでいるもよう。通期での減益見通しは据え置いているが、一転して上振れ期待が優勢に。
<2331> ALSOK 2926 +17しっかり。野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を3000円から3600円に引き上げている。高採算の機械警備事業の契約収入、工事、機器売却の堅調な進捗が確認できたと評価。また、常駐警備の経費増が一服しつつあるほか、安否確認などその他事業も順調に拡大しているとの指摘。今期以降の業績予想を上方修正、来期営業利益は17%増益を予想している。
<9831> ヤマダ電機 406 +6約1ヵ月半ぶりの高値更新。明確な材料は観測されていないものの、年末年始商戦への期待感に加え、インバウンド消費関連として来年の株価の行方などに対する期待感も。昨日、ヤマダSXLが急伸したことも刺激材料。高値を更新したことでヘッジファンドなどのショートカバーも想定へ。
<8604> 野村HD 690.2 -13.7さえない。掉尾の一振が期待された株式市場だったが、本日は想定以上に軟調な地合いに。証券セクターは業種別下落率のトップ。また、同社に関しては、SMBC日興が短期業績は厳しいと指摘しているもよう。10-12月期の税引前利益は630億円と前四半期740億円比で減益を予想。国内ビジネスは好調だが、米国ビジネスの不調が減益の主因で、市場変動の影響が業績に大きな影響を与えることを再確認する決算になるとしている。
<3038> 神戸物産 9700 -290続落。前日に自己株式の取得終了を発表、需給妙味が後退する展開になっている。12月15日に、好決算とともに自己株式の取得を発表、その後の株価は急伸する展開となっていた。自社株買いは発行済み株式数の6.82%に当たる60万株、30億円が上限となっていたが、8営業日で買い付ける形となった。なお、同社は東証1部銘柄の中で今年最も上昇率が高かった銘柄であり、前日終値までの上昇率は4.3倍の水準に達している。
<6291> 日本エアーテック 722 -70下落率2位。前日は、西アフリカから帰国の男性がエボラ出血熱の可能性と報じられ、エボラ熱対策関連銘柄としてストップ高まで上昇した。本日は年内最終売買日となるなか、男性はエボラ陰性と伝わっていることもあり、短期資金の手仕舞い売りの動きが急がれる格好となっている。同様に前日に強い動きとなった日アビオ、アゼアスなども、東証2部の下落率1、2位を占める状況に。
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