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ソニー、みずほFG、トレンドマイクロなど

本日の注目個別銘柄
<6758> ソニー 3227.0 +52.5買い先行。前日に経営方針説明会を開催、中期経営計画を発表している。2017年度の経営数値目標としては、ROE10%以上、営業利益5000億円以上を掲げているようだ。収益性や株主視点を重視した経営ビジョンを評価する動きが先行している。野村では、業績は本格的な回復局面を迎えているとして、投資判断を「バイ」に格上げしている。また、CLSAでは目標株価を3700円から5500円にまで引き上げているようだ。

<8411> みずほFG 218.2 +7.6買い優勢。本日もメガバンクの強い動きが目立つ状況となっている。同社に関しては、三菱UFJが投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も230円から250円に引き上げている。銀行株のバリュエーション法を期待PERからPBRモデルに変更、BPSに出遅れていることが投資判断引き上げの背景としているようだ。

<1847> イチケン 343 +17買い優勢。カジノ関連の材料株として関心が向かう格好に。本日は金銭機械やオーイズミなど関連の一角に買いが先行している。政府では2020年までに横浜市と大阪市の2箇所で統合型リゾートの開業を目指す方針と一部で報じられている。カジノ法案成立に向けた動きとして期待感が再燃する格好と見られる。

<4704> トレンドマイクロ 3625 +225しっかり。前日に前12月期の決算を発表している。営業利益実績は337億円で前期比14%増益、従来予想の301億円を上回る着地となった。今期は342億円で同2%増益の見通し。前期は市場コンセンサスを10億円超上回る着地になったとみられる。業績計画は保守的な傾向が強いことから、コンセンサス水準並みの今期予想にも安心感が強まる形のようだ。配当性向の70%への引き上げもポジティブ視されている。

<9904> ベリテ 140 +37急伸。2011年3月以来の株価水準となっている。宝飾品や時計などの小売企業であり、インバウンド消費拡大に対する期待感が高まる格好のようだ。浮動株も少なく、値幅取り妙味なども高まりやすいとみられる。本日は同社のほか、サダマツや光彩工芸など宝飾品を手掛ける材料株の人気化が目立っている。

<8410> セブン銀行 603 +18強い動きが目立つ。同行のATMでは海外発行カードが使えるため、インバウンド関連銘柄として関心が高まる状況となっている。今後は商業施設などでの設置が広がっていくなどとの期待感も高まる方向のようだ。なお、メガバンクを中心に銀行株の強い動きが継続していることも追い風になっている。

<2685> アダストリアHD 2988 +210大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想を据え置いているが、最終損益は7億円の黒字から8億円の赤字に下方修正している。のれんの減損損失、保有土地の売却損など特別損失が発生したことが背景。一方、在庫処分損12億円やシンガポール事業撤退費用3億円などは営業損益段階から計上しており、営業利益は実質上振れの形となっている。損失は一過性要因であること、来期業績見通しにはポジティブと捉えられることなどから、目先のアク抜け感へとつながる状況に。

<7915> 日本写真印刷 2276 +120しっかり。来週から開催される水素・燃料電池展において、水素ディテクター、無線式電池駆動水素検知器、燃料電池用センサーモジュールなどを出展予定と発表している。水素ガス漏れを検知する水素ディクターに関しては、グループ会社がトヨタの「MIRAI」に採用されていることもあって、あらためて期待感の高まりにつながっているもよう。

<5333> 日ガイシ 2312 +106しっかり。野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしていることが買い材料になっている。目標株価は2830円としているようだ。世界的な環境規制の強化で今後も自動車向けセラミックスフィルタの需要拡大が見込め、中期的な業績成長に繋がると予想しているもよう。また、電子デバイスなど事業多角化の進展にも注目としている。

<8057> 内田洋行 367 -15さえない。前日に業績予想の修正を発表している。通期営業利益は従来予想の25億円から29億円に上方修正しているが、最終利益は13億円から7億円に下方修正へ。タブレットの一人1台案件や校務システム案件などの受注が増加して営業利益は増額だが、ソフトウェアとして計上しているシステム開発費用の一部を特別損失に計上するもよう。本業ベースの上振れは第1四半期の決算からある程度織り込み済みの面も。



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