森永製菓、住石HD、三洋化成など
[15/03/16]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<5105> 東洋ゴム 2424 -347下落率トップ。先週末、国土交通省では同社が免震ゴムの試験データを改ざんしていたため、3件の認定を取り消したと発表している。出荷していた高減衰ゴムの一部が性能評価基準に適合していなかったもよう。当該製品は2052基、合計55物件で使われている免震ゴムであるもよう。製品交換などによるコスト負担の増加、信頼性の低下などが警戒される状況に。
<1514> 住石HD 124 +6急伸。先週末、保有しているワンボ社の配当金に関する訴訟について、子会社の住石マテリアルズの勝訴判決が確定と発表している。相手側の特別許可申請が却下されたもよう。これまでも同社子会社の勝訴が続いていたほか、過年度の受取配当金は概算で業績予想に織り込み済みであったが、目先のリスク要因解消を好感する流れが先行する格好に。
<2201> 森永製菓 407 +25買い優勢。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を470円としている。「チョコボール」など多くの「眠れるブランド」を活用した商品政策により、国内の収益性改善が見込まれるうえ、収益構造から値上げの恩恵を受けやすいこと、米国で好調な「ハイチュウ」が現地工場の新設でさらなる成長が予想されること、工場再編による収益性改善、並びに、再編に伴って生じる遊休設備の活用余地などを評価点としている。また、今期営業利益は前期比43%増益の55億円と、会社計画43億円を大きく上回るとも予想。
<2372> アイロムHD 1804 +212上昇率トップ。iPS細胞の量産工場を建設すると報じられている。2016年に稼働させ、国内外の研究機関などに供給するもよう。再生医療での移植手術のほか、新薬開発向けにも需要が増える見込み、心臓病関連の移植手術などで年200人近い患者に供給できるようだ。再生医療分野の拡大に向けた道筋として期待感などが先行する格好に。
<7844> マーベラス 1573 -113売り優勢。先週末に業績予想の修正を発表している。通期営業利益は従来予想の38億円から42億円に上方修正しているものの、最終利益は22.7億円から19億円に下方修正。「ログレス」の好調が営業利益上振れの背景に。一方、コンシューマタイトル「海王」の開発中止などに伴う特別損失で最終利益は下方修正に。「海王」はファンから大きな注目も集めていただけに、ネガティブな反応が先行している。なお、期末配当金は15円から20円に引き上げている。
<4471> 三洋化成 980 +47上げ目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を950円から1140円に引き上げている。カバレッジ銘柄中では、円安・ナフサ安を合わせた業績インパクトが最大であると指摘。原料ナフサ価格の感応度は、1キロリットル当たり1000円の下落で、年間4.2億円の利益増加要因と試算しているもよう。先週末の原油市況も支援材料につながっている。
<1605> 国際帝石 1344 -60.5さえない。先週末の原油市況が4.7%の大幅下落となっており、原油市況との連動性が高い同社にはマイナスインパクトにつながっている。IEAでは月報において、世界の原油供給のだぶつきが増加していると警告、また、米国で近いうちに備蓄用タンクが不足するかもしれないと指摘しているようだ。米国の供給にはこれまでのところ鈍化しつつある兆しがほとんど見られないとも。
<6758> ソニー 3102 -121さえない。収益モメンタムの好転、構造改革効果への期待感などで、強い動きが続いていたものの、ここにきて利益確定の動きが優勢となってきている。足元でのドル高ユーロ安の流れなどをネガティブ視する声もあるようだ。三菱UFJでは、ドルコストが多く、欧州での売上が大きいため、ドル高・ユーロ安は業績悪化リスクになると指摘しているようだ。なお、チャート的にも25日移動平均線を割り込んできている。
<9742> アイネス 945 +33買い先行。政府ではマイナンバーを戸籍にも適用することを検討と報じられている。マイナンバー関連銘柄にとっての追加の支援材料につながる格好から、同関連の出遅れとして関心も向かう状況のようだ。同社はマイナンバーに対応した総合行政情報の新システムなどを投入している。株価は昨年半ば以降ボックスレンジの動きにとどまっており、PBRは先週末段階で0.6倍台と割安な水準にある。
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<1514> 住石HD 124 +6急伸。先週末、保有しているワンボ社の配当金に関する訴訟について、子会社の住石マテリアルズの勝訴判決が確定と発表している。相手側の特別許可申請が却下されたもよう。これまでも同社子会社の勝訴が続いていたほか、過年度の受取配当金は概算で業績予想に織り込み済みであったが、目先のリスク要因解消を好感する流れが先行する格好に。
<2201> 森永製菓 407 +25買い優勢。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を470円としている。「チョコボール」など多くの「眠れるブランド」を活用した商品政策により、国内の収益性改善が見込まれるうえ、収益構造から値上げの恩恵を受けやすいこと、米国で好調な「ハイチュウ」が現地工場の新設でさらなる成長が予想されること、工場再編による収益性改善、並びに、再編に伴って生じる遊休設備の活用余地などを評価点としている。また、今期営業利益は前期比43%増益の55億円と、会社計画43億円を大きく上回るとも予想。
<2372> アイロムHD 1804 +212上昇率トップ。iPS細胞の量産工場を建設すると報じられている。2016年に稼働させ、国内外の研究機関などに供給するもよう。再生医療での移植手術のほか、新薬開発向けにも需要が増える見込み、心臓病関連の移植手術などで年200人近い患者に供給できるようだ。再生医療分野の拡大に向けた道筋として期待感などが先行する格好に。
<7844> マーベラス 1573 -113売り優勢。先週末に業績予想の修正を発表している。通期営業利益は従来予想の38億円から42億円に上方修正しているものの、最終利益は22.7億円から19億円に下方修正。「ログレス」の好調が営業利益上振れの背景に。一方、コンシューマタイトル「海王」の開発中止などに伴う特別損失で最終利益は下方修正に。「海王」はファンから大きな注目も集めていただけに、ネガティブな反応が先行している。なお、期末配当金は15円から20円に引き上げている。
<4471> 三洋化成 980 +47上げ目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を950円から1140円に引き上げている。カバレッジ銘柄中では、円安・ナフサ安を合わせた業績インパクトが最大であると指摘。原料ナフサ価格の感応度は、1キロリットル当たり1000円の下落で、年間4.2億円の利益増加要因と試算しているもよう。先週末の原油市況も支援材料につながっている。
<1605> 国際帝石 1344 -60.5さえない。先週末の原油市況が4.7%の大幅下落となっており、原油市況との連動性が高い同社にはマイナスインパクトにつながっている。IEAでは月報において、世界の原油供給のだぶつきが増加していると警告、また、米国で近いうちに備蓄用タンクが不足するかもしれないと指摘しているようだ。米国の供給にはこれまでのところ鈍化しつつある兆しがほとんど見られないとも。
<6758> ソニー 3102 -121さえない。収益モメンタムの好転、構造改革効果への期待感などで、強い動きが続いていたものの、ここにきて利益確定の動きが優勢となってきている。足元でのドル高ユーロ安の流れなどをネガティブ視する声もあるようだ。三菱UFJでは、ドルコストが多く、欧州での売上が大きいため、ドル高・ユーロ安は業績悪化リスクになると指摘しているようだ。なお、チャート的にも25日移動平均線を割り込んできている。
<9742> アイネス 945 +33買い先行。政府ではマイナンバーを戸籍にも適用することを検討と報じられている。マイナンバー関連銘柄にとっての追加の支援材料につながる格好から、同関連の出遅れとして関心も向かう状況のようだ。同社はマイナンバーに対応した総合行政情報の新システムなどを投入している。株価は昨年半ば以降ボックスレンジの動きにとどまっており、PBRは先週末段階で0.6倍台と割安な水準にある。
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