象印マホービン、シンフォニア、ニトリHDなど
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
本日の注目個別銘柄
<4901> 富士フイルム 4276.5 +63しっかり。米再生医療ベンチャーのセルラー・ダイナミクス・インターナショナルを約370億円で買収すると発表している。再生医療が広がるうえでカギを握るiPS細胞関連の技術取得などが目的。中計でのM&A投資4000-5000億円の案件の一つとなる。目先の業績寄与は限定的であるが、成長戦略に沿った展開であるとして、期待感を先行させる動きが優勢に。
<8227> しまむら 11120 -850さえない。前日に前2月期の決算を発表、前期実績の下振れをネガティブに捉える動きが先行している。営業利益は368億円で前期比12%減益、従来予想の457億円を下回ったほか、事前の観測報道値である400億円弱の水準も下回っている。一方、今期は460億円で同25%増益の見通し、市場予想の410億円レベルを大きく上回っているが、楽観的な予想との見方が多いようだ。株主還元策拡充策などに関してもインパクトは限定的と捉えられている。
<9843> ニトリHD 8140 -220地合い悪化にも押されて軟化。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は663億円で前期比5%増益、従来予想の650億円は上回った。今期は710億円で同7%増益の見通し。一方、アナリスト予想は前期が680億円レベル、今期が730億円レベルであり、ともに下回る格好となっている。配当性向やIR体制など今後の改善課題とも指摘があるようだ。ただ、野村では、都市出店の本格化でシェア上昇が加速化として、目標株価を7800円から10000円に引き上げ。
<6507> シンフォニア 213 +12賑わう。iPS細胞やES細胞を選別、培養加工する自動装置の開発に着手と報じられている。2017年度までに研究用途として選別機を発売する計画、10年後の2025年には関連装置を一通り揃えたメーカーを目指すようだ。計画の具体化などを好感する動きが優勢に。富士フイルム<4901>のVB買収も伝わっているため、本日はiPS関連に関心が高まりやすいことなども追い風に。
<7965> 象印マホービン 1419 +300ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比47%増益の41億円となり、上半期予想は従来の23億円から54億円にまで増額修正。修正幅の大きさにインパクトが強まる状況へ。魔法瓶や炊飯器は中国人観光客のインバウンド需要がとりわけ強い商品とされており、こうしたインバウンド需要の取り込みが業績上振れの背景と見られる。本日は同社の上方修正も刺激となり、インバウンド関連銘柄の一角で強い動き。
<7244> 市光工業 259 +34買い気配から急伸。クレディ・スイス(CS)が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を500円としている。現値と比較しての目標株価の水準が高いこと、これまでアナリストのカバレッジが少なかったことから、ポジティブなインパクトが強まる状況のようだ。仏バレオの介入によって収益ボトムである15.3期を乗り切り、16.3期以降は収益急回復を成し遂るとみているもよう。15.3期営業利益4億円に対して、16.3期は27億円を予想へ。
<1929> 日特建設 540 +51買い先行。筆頭株主であるエーエヌホールディングスが同社に対してTOBを実施すると発表している。現在約26%を保有しているが、今回のTOBで約36%にまで引き上げるようだ。取得株数は限定的であるものの、TOB価格590円にやや鞘寄せする展開となっている。また、保有比率の引き上げに伴う麻生グループとの協力関係強化なども期待される状況に。
<9020> JR東日本 9640 -395軟調。本日はJR3社が軒並み安で市場の話題となっている。特に目立った材料は観測されておらず、需給面が主導との見方は多いようだ。JR各社のほかにも、民鉄株やOLCなど権利取り妙味の強い主力株で下げが目立つ。四半期末を迎えての海外投資家によるポジション整理の動きといった見方。なお、JR各社は一部バスケット売りの対象銘柄になっているとの声も。
<8304> あおぞら銀 426 -16売り先行。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価は390円を据え置いている。直近の上昇によって、株価は目標株価を上回る水準になっていると指摘している。27日発表の新「経営健全化計画」は、現時点でBPSに大きく影響しないと考えているが、「6月完済」を期待していた向きにはやや失望感があるとも。
<FA>
<8227> しまむら 11120 -850さえない。前日に前2月期の決算を発表、前期実績の下振れをネガティブに捉える動きが先行している。営業利益は368億円で前期比12%減益、従来予想の457億円を下回ったほか、事前の観測報道値である400億円弱の水準も下回っている。一方、今期は460億円で同25%増益の見通し、市場予想の410億円レベルを大きく上回っているが、楽観的な予想との見方が多いようだ。株主還元策拡充策などに関してもインパクトは限定的と捉えられている。
<9843> ニトリHD 8140 -220地合い悪化にも押されて軟化。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は663億円で前期比5%増益、従来予想の650億円は上回った。今期は710億円で同7%増益の見通し。一方、アナリスト予想は前期が680億円レベル、今期が730億円レベルであり、ともに下回る格好となっている。配当性向やIR体制など今後の改善課題とも指摘があるようだ。ただ、野村では、都市出店の本格化でシェア上昇が加速化として、目標株価を7800円から10000円に引き上げ。
<6507> シンフォニア 213 +12賑わう。iPS細胞やES細胞を選別、培養加工する自動装置の開発に着手と報じられている。2017年度までに研究用途として選別機を発売する計画、10年後の2025年には関連装置を一通り揃えたメーカーを目指すようだ。計画の具体化などを好感する動きが優勢に。富士フイルム<4901>のVB買収も伝わっているため、本日はiPS関連に関心が高まりやすいことなども追い風に。
<7965> 象印マホービン 1419 +300ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比47%増益の41億円となり、上半期予想は従来の23億円から54億円にまで増額修正。修正幅の大きさにインパクトが強まる状況へ。魔法瓶や炊飯器は中国人観光客のインバウンド需要がとりわけ強い商品とされており、こうしたインバウンド需要の取り込みが業績上振れの背景と見られる。本日は同社の上方修正も刺激となり、インバウンド関連銘柄の一角で強い動き。
<7244> 市光工業 259 +34買い気配から急伸。クレディ・スイス(CS)が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を500円としている。現値と比較しての目標株価の水準が高いこと、これまでアナリストのカバレッジが少なかったことから、ポジティブなインパクトが強まる状況のようだ。仏バレオの介入によって収益ボトムである15.3期を乗り切り、16.3期以降は収益急回復を成し遂るとみているもよう。15.3期営業利益4億円に対して、16.3期は27億円を予想へ。
<1929> 日特建設 540 +51買い先行。筆頭株主であるエーエヌホールディングスが同社に対してTOBを実施すると発表している。現在約26%を保有しているが、今回のTOBで約36%にまで引き上げるようだ。取得株数は限定的であるものの、TOB価格590円にやや鞘寄せする展開となっている。また、保有比率の引き上げに伴う麻生グループとの協力関係強化なども期待される状況に。
<9020> JR東日本 9640 -395軟調。本日はJR3社が軒並み安で市場の話題となっている。特に目立った材料は観測されておらず、需給面が主導との見方は多いようだ。JR各社のほかにも、民鉄株やOLCなど権利取り妙味の強い主力株で下げが目立つ。四半期末を迎えての海外投資家によるポジション整理の動きといった見方。なお、JR各社は一部バスケット売りの対象銘柄になっているとの声も。
<8304> あおぞら銀 426 -16売り先行。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価は390円を据え置いている。直近の上昇によって、株価は目標株価を上回る水準になっていると指摘している。27日発表の新「経営健全化計画」は、現時点でBPSに大きく影響しないと考えているが、「6月完済」を期待していた向きにはやや失望感があるとも。
<FA>