イソライト、JSR、日本電産など
[15/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
本日の注目個別銘柄
<6758> ソニー 3616 -59.5買い先行後は伸び悩み、後場からはマイナス圏に沈む。前期業績予想を上方修正、営業利益は200億円から680億円に、最終損益は1700億円の赤字から1260億円の赤字に修正している。2月に続いての上方修正となり、市場コンセンサス水準も上回る格好に。株式相場上昇によるソニー生命の利益増、ゲームやテレビなどのH&S部門、音楽部門などが業績上振れに貢献へ。ただ、足元で株価の上昇が続いていた中、短期的な出尽くし感も優勢となっていく。
<2914> JT 4489 +224.5強い動きが目立つ。前日には昨年11月の高値水準を更新する展開となったが、本日は一段と上げ幅を広げる動きに。前日からフィリップモリスの製品値上げが材料視されているが、本日はアナリストの評価引き上げの動きが目立っている。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」、目標株価5000円に引き上げ。ルーブル安是正に伴ってバリュエーションは魅力的になっていると。また、SMBC日興証券、UBSでは目標株価を引き上げへ。
<1812> 鹿島 574 +15反発。前日に業績予想の下方修正を発表、通期営業利益は従来予想の240億円から110億円に下方修正、一時は下げ幅を広げる展開になったが、その後は当面の悪材料出尽し感などが広がる形になっている。アルジェリアの高速道路工事での損失が追加で300億円程度発生したことが業績下振れの主因。同工事における損失発生リスクはある程度織り込まれていたこともあり、将来的な追加損失の発生リスクは完全に拭えないものの、リスクの限定化をプラス材料視する動きにも。また、UBSでは目標株価を600円から650円に引き上げている。
<5358> イソライト 267 +44急伸で上昇率トップ。前日に発表した業績上方修正が買い材料視されている。15.3期営業利益は従来予想の8.6億円から9.6億円に増額、設備投資の回復による断熱材事業の好調が背景となっているようだ。第3四半期までの実績から上振れの可能性は高かったと見られるが、株価水準の値ごろ感に加えて出遅れ感なども強かったため、短期資金の上値追いの勢いが強まる格好にも。
<4185> JSR 2085 -145下落率トップ。前日に決算を発表、前期営業利益は381億円で前期比6%増益、合成ゴムの採算悪化などを背景に、従来予想の400億円を下振れる着地に。また、今期は410億円で同8%の増益見通し、市場予想は50億円程度下回る水準となっている。16.3期の増配計画(40→50円)を発表しているが、想定以上の今期業績見通しの下振れに対する失望感が強まる状況に。
<6594> 日本電産 8869 +534売り先行後は急速に切り返す。前日に決算を発表、前期営業利益は1112億円で前期比31%増益、従来計画1100億円水準での着地となった。また、今期は1300億円で同17%増益の見通しに。実績数値はほぼ市場予想並みの水準、今期見通しは市場予想レンジの下限レベルとなっている。保守的な予想との見方は多いものの、ひとまずはインパクトの乏しい決算に売りが先行。やだ、前場中頃からは切り返す動き、前場に開催された決算説明会を受けて見直しの動きが進んだようだ。
<7532> ドン・キホーテ 9520 -420下げ目立つ。特に材料は観測されないが、本日は空港ビル<9706>なども安く、インバウンド関連銘柄には短期的な出尽くし感が強まってきている状況と観測される。前日には3月の訪日外国人客数が発表され、前年同月比45%増の152万人となり、2月の138万人を上回り過去最高を更新している。順調な推移が継続している状況であるが、花見目的での観光客増加などは報じられており、想定どおりといった見方にもつながる。ちなみに、同社の4月既存店売上高は、消費増税前の駆け込み需要の反動で9ヶ月ぶりのマイナスとなっていた。
<5411> JFEHD 2733 -47.5決算発表後は売りが優勢の展開に。前期経常利益は2310億円で前期比33%増益、従来予想の2200億円を上回る着地に。今期予想は公表していないが、経常利益は前期並みの2300億円程度を見込むとしている。実績値はコンセンサスも上回っているが、今期の市場予想2800億円レベルは下回る格好に。なお、配当性向の引き上げ方針は示しているものの、具体的な配当予想も示されてはいない。
<3632> グリー 815 +3前場は軟調な動きが目立っていたが、後場入り後は一時急速に切り返す場面を見せた。LINEのゲームサービス向けに、ゲームアプリ「LINE タワーライジング」の事前登録受付を開始と発表、もともと第4四半期の投入は想定されていたと見られるが、あらためて業績回復のきっかけにつながるとの期待感が先行する格好に。
<5401> 新日鐵住金 314.4 -0.5堅調。大手鉄鋼メーカーの業績が回復しているとの報道が伝わっている。同社の15.3期経常利益は前期比2割増の4300億円程度で、従来予想を200億円ほど上回ったもようとされている。市場コンセンサスも100億円強上回る水準に。16.3期の観測数値は示されていないものの、ポスコの決算発表を受けての競争激化懸念の高まりから、前日は鉄鋼株の軟調な動きが目立っていたことで、当面の安心感にもつながっているようだ。なお、JFEの決算発表後は軟化へ。
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<2914> JT 4489 +224.5強い動きが目立つ。前日には昨年11月の高値水準を更新する展開となったが、本日は一段と上げ幅を広げる動きに。前日からフィリップモリスの製品値上げが材料視されているが、本日はアナリストの評価引き上げの動きが目立っている。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」、目標株価5000円に引き上げ。ルーブル安是正に伴ってバリュエーションは魅力的になっていると。また、SMBC日興証券、UBSでは目標株価を引き上げへ。
<1812> 鹿島 574 +15反発。前日に業績予想の下方修正を発表、通期営業利益は従来予想の240億円から110億円に下方修正、一時は下げ幅を広げる展開になったが、その後は当面の悪材料出尽し感などが広がる形になっている。アルジェリアの高速道路工事での損失が追加で300億円程度発生したことが業績下振れの主因。同工事における損失発生リスクはある程度織り込まれていたこともあり、将来的な追加損失の発生リスクは完全に拭えないものの、リスクの限定化をプラス材料視する動きにも。また、UBSでは目標株価を600円から650円に引き上げている。
<5358> イソライト 267 +44急伸で上昇率トップ。前日に発表した業績上方修正が買い材料視されている。15.3期営業利益は従来予想の8.6億円から9.6億円に増額、設備投資の回復による断熱材事業の好調が背景となっているようだ。第3四半期までの実績から上振れの可能性は高かったと見られるが、株価水準の値ごろ感に加えて出遅れ感なども強かったため、短期資金の上値追いの勢いが強まる格好にも。
<4185> JSR 2085 -145下落率トップ。前日に決算を発表、前期営業利益は381億円で前期比6%増益、合成ゴムの採算悪化などを背景に、従来予想の400億円を下振れる着地に。また、今期は410億円で同8%の増益見通し、市場予想は50億円程度下回る水準となっている。16.3期の増配計画(40→50円)を発表しているが、想定以上の今期業績見通しの下振れに対する失望感が強まる状況に。
<6594> 日本電産 8869 +534売り先行後は急速に切り返す。前日に決算を発表、前期営業利益は1112億円で前期比31%増益、従来計画1100億円水準での着地となった。また、今期は1300億円で同17%増益の見通しに。実績数値はほぼ市場予想並みの水準、今期見通しは市場予想レンジの下限レベルとなっている。保守的な予想との見方は多いものの、ひとまずはインパクトの乏しい決算に売りが先行。やだ、前場中頃からは切り返す動き、前場に開催された決算説明会を受けて見直しの動きが進んだようだ。
<7532> ドン・キホーテ 9520 -420下げ目立つ。特に材料は観測されないが、本日は空港ビル<9706>なども安く、インバウンド関連銘柄には短期的な出尽くし感が強まってきている状況と観測される。前日には3月の訪日外国人客数が発表され、前年同月比45%増の152万人となり、2月の138万人を上回り過去最高を更新している。順調な推移が継続している状況であるが、花見目的での観光客増加などは報じられており、想定どおりといった見方にもつながる。ちなみに、同社の4月既存店売上高は、消費増税前の駆け込み需要の反動で9ヶ月ぶりのマイナスとなっていた。
<5411> JFEHD 2733 -47.5決算発表後は売りが優勢の展開に。前期経常利益は2310億円で前期比33%増益、従来予想の2200億円を上回る着地に。今期予想は公表していないが、経常利益は前期並みの2300億円程度を見込むとしている。実績値はコンセンサスも上回っているが、今期の市場予想2800億円レベルは下回る格好に。なお、配当性向の引き上げ方針は示しているものの、具体的な配当予想も示されてはいない。
<3632> グリー 815 +3前場は軟調な動きが目立っていたが、後場入り後は一時急速に切り返す場面を見せた。LINEのゲームサービス向けに、ゲームアプリ「LINE タワーライジング」の事前登録受付を開始と発表、もともと第4四半期の投入は想定されていたと見られるが、あらためて業績回復のきっかけにつながるとの期待感が先行する格好に。
<5401> 新日鐵住金 314.4 -0.5堅調。大手鉄鋼メーカーの業績が回復しているとの報道が伝わっている。同社の15.3期経常利益は前期比2割増の4300億円程度で、従来予想を200億円ほど上回ったもようとされている。市場コンセンサスも100億円強上回る水準に。16.3期の観測数値は示されていないものの、ポスコの決算発表を受けての競争激化懸念の高まりから、前日は鉄鋼株の軟調な動きが目立っていたことで、当面の安心感にもつながっているようだ。なお、JFEの決算発表後は軟化へ。
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