ボルテージ、栄研化学、アスクルなど
[15/05/20]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<8604> 野村HD 810 +8.7買い先行で高値更新。発行済み株式数の0.7%に当たる2500万株を上限に自社株買いを実施すると発表、5月20日から7月28日の期間で実施されるようだ。今回の自社株買いは、ストックオプションとは関係ない純粋な自社株買いでもあり、このタイミングでの自社株買いは想定外として、ポジティブな見方が先行しているようだ。株式市場の上値追いなど外部環境も支援材料につながっている。
<2678> アスクル 3230 +343大幅続伸。前日に発表した自社株買いの実施が買い材料に、発行済み株式数の6.2%に当たる340万株を上限としており、取得期間は21日から9月30日としている。取得方法は市場買い付けとしていることで、当面の需給期待につながっているようだ。なお、今回の自社株買い実施により、大株主であるヤフーの持分が42%から45%へ上昇するため、実質支配基準によって同社はヤフーの連結子会社となる。
<6053> 栄光HD 1434 +300ストップ高。「Z会」を手掛ける増進会出版社が同社を買収すると発表している。完全子会社化を企図していること、同社では賛同する意見を表明していることなどから、TOB価格1550円に完全さや寄せを目指す動きとなっている。市進HD<4645>や進学会<9760>など、他の学習塾関連で連想買いされている銘柄も多くなっている。
<4581> 大正製薬HD 8900 +420大幅続伸。本日の早朝にMSCIジャパン最小分散指数のリバランスが発表されている。市場観測では16銘柄が新規採用、7銘柄が除外とみられているようだ。同社は新規採用銘柄ではないものの、ブリヂストンに続いてウェイトが増加した銘柄のもようであり、リバランスによる買いインパクトは最大と試算する向きなどもあるようだ。
<3639> ボルテージ 1442 +300ストップ高。大人気コミック“花より男子”を原作とする恋愛ドラマアプリ「花より男子F4とファーストキス」を、7月上旬より配信開始すると発表している。ドラマが大ヒットしたこともあって、ランキング上位入りが想定される新タイトルとして期待感が先行する展開のようだ。
<6505> 東洋電機製造 517 +80急伸でストップ高。東京大学、日本精工<6741>などと共同で、無線給電式のインホイールモーターを開発、このワイヤレスインホイールモーターを搭載した電気自動車の走行に世界で初めて成功したと報じられている。ワイヤレス化によって、車体からタイヤ内部のモーターに電気を送る電源ケーブルの断線を防げるようだ。電気自動車関連としてのテーマ性など高まる形にも。
<4549> 栄研化学 2670 +233大幅続伸。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3100円としている。今後の成長は採算性の高い自社製品の試薬が担うことになるが、試薬は限界利益率が高く、海外販売による数量増により利益率は改善すると考えているもよう。営業利益率は15.3期の9%から19.3期には15%にまで改善を予想。収益構造が大きく変わるタイミングの到来と捉えているようだ。
<8830> 住友不動産 4851 +245.5後場は大幅高の展開に。不動産株は一斉高、業種別上昇率トップになっている。ドイツ証券のレポートなどが話題となっているようだ。ドイツ証券では、本日発表された業種別貸出残高によると、1-3月期の不動産業向け貸出残高は63.7兆円、2009年からの開示方法変更以来の過去最高を一段と更新、伸び率も10-12月期の2.2%増から同3.6%増へ加速していると指摘。不動産市場はバブル的兆候へ突入し始めたとしている。
<2002> 日清製粉 1537 +72大幅続伸で年初来高値を更新。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1290円から1730円に引き上げている。経営の意識が変わってきているなか、高水準のネットキャッシュを活用した経営指標改善の可能性は高まったと指摘している。また、TPP交渉が進展して小麦流通が自由化すれば、海外産小麦粉と互角に勝負できる同社の市場寡占度は高まるとも考えているようだ。
<5541> 大平洋金属 387 -7軟調。前日のニッケル市況は4.8%と大幅安、ニッケル在庫が過去最高水準にまで増加したことが市況下落の背景になっている。ニッケル関連銘柄として売りが先行する展開に。なお、原油市況下落やドル上昇なども材料視され、前日は資源価格が総じて軟化しており、非鉄金属各社は一斉安の展開に。
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<2678> アスクル 3230 +343大幅続伸。前日に発表した自社株買いの実施が買い材料に、発行済み株式数の6.2%に当たる340万株を上限としており、取得期間は21日から9月30日としている。取得方法は市場買い付けとしていることで、当面の需給期待につながっているようだ。なお、今回の自社株買い実施により、大株主であるヤフーの持分が42%から45%へ上昇するため、実質支配基準によって同社はヤフーの連結子会社となる。
<6053> 栄光HD 1434 +300ストップ高。「Z会」を手掛ける増進会出版社が同社を買収すると発表している。完全子会社化を企図していること、同社では賛同する意見を表明していることなどから、TOB価格1550円に完全さや寄せを目指す動きとなっている。市進HD<4645>や進学会<9760>など、他の学習塾関連で連想買いされている銘柄も多くなっている。
<4581> 大正製薬HD 8900 +420大幅続伸。本日の早朝にMSCIジャパン最小分散指数のリバランスが発表されている。市場観測では16銘柄が新規採用、7銘柄が除外とみられているようだ。同社は新規採用銘柄ではないものの、ブリヂストンに続いてウェイトが増加した銘柄のもようであり、リバランスによる買いインパクトは最大と試算する向きなどもあるようだ。
<3639> ボルテージ 1442 +300ストップ高。大人気コミック“花より男子”を原作とする恋愛ドラマアプリ「花より男子F4とファーストキス」を、7月上旬より配信開始すると発表している。ドラマが大ヒットしたこともあって、ランキング上位入りが想定される新タイトルとして期待感が先行する展開のようだ。
<6505> 東洋電機製造 517 +80急伸でストップ高。東京大学、日本精工<6741>などと共同で、無線給電式のインホイールモーターを開発、このワイヤレスインホイールモーターを搭載した電気自動車の走行に世界で初めて成功したと報じられている。ワイヤレス化によって、車体からタイヤ内部のモーターに電気を送る電源ケーブルの断線を防げるようだ。電気自動車関連としてのテーマ性など高まる形にも。
<4549> 栄研化学 2670 +233大幅続伸。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3100円としている。今後の成長は採算性の高い自社製品の試薬が担うことになるが、試薬は限界利益率が高く、海外販売による数量増により利益率は改善すると考えているもよう。営業利益率は15.3期の9%から19.3期には15%にまで改善を予想。収益構造が大きく変わるタイミングの到来と捉えているようだ。
<8830> 住友不動産 4851 +245.5後場は大幅高の展開に。不動産株は一斉高、業種別上昇率トップになっている。ドイツ証券のレポートなどが話題となっているようだ。ドイツ証券では、本日発表された業種別貸出残高によると、1-3月期の不動産業向け貸出残高は63.7兆円、2009年からの開示方法変更以来の過去最高を一段と更新、伸び率も10-12月期の2.2%増から同3.6%増へ加速していると指摘。不動産市場はバブル的兆候へ突入し始めたとしている。
<2002> 日清製粉 1537 +72大幅続伸で年初来高値を更新。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1290円から1730円に引き上げている。経営の意識が変わってきているなか、高水準のネットキャッシュを活用した経営指標改善の可能性は高まったと指摘している。また、TPP交渉が進展して小麦流通が自由化すれば、海外産小麦粉と互角に勝負できる同社の市場寡占度は高まるとも考えているようだ。
<5541> 大平洋金属 387 -7軟調。前日のニッケル市況は4.8%と大幅安、ニッケル在庫が過去最高水準にまで増加したことが市況下落の背景になっている。ニッケル関連銘柄として売りが先行する展開に。なお、原油市況下落やドル上昇なども材料視され、前日は資源価格が総じて軟化しており、非鉄金属各社は一斉安の展開に。
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