アンリツ、ラオックス、ミネベアなど
[16/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<7735> スクリーン 890 +42大幅続伸。モルガン・スタンレー証券(MS)では、TSMCの16年設備投資にアップサイドポテンシャルがあると予想しているようだ。16年の設備投資は90-95億ドルを計画しているが、主要顧客が月産能力の拡張を求めており、10億ドル程度は引き上げられる可能性があるとみているもよう。TSMC向けのウェイトが相対的に高いと見られている同社にはメリット期待が優勢に。
<4552> JCRファーマ 2562 +310急伸。GSKでは前日、希少疾患創薬研究についてのセミナーを開催、同社との提携を含めた研究内容が紹介されたが、同社によるセッションも設けられたもよう。シティグループ証券では、2社の協働関係は依然として充実していると見られ、長期的なグローバル展開の可能性は高いとしてポジティブに捉えている。なお、同社のプレゼンテーションでは、主にJ-Brain Cargoの動物実験での成果が紹介されたようだ。
<6502> 東芝 219 +12買い優勢。白物家電の売却で中国・美的集団と最終合意したと発表している。売却額は負債も含めて約537億円となるもよう。純資産がマイナスであるため、売却益は約900億円に達するもようだ。譲渡金額は数百億円と以前から伝わっていたが、売却益の900億円という水準は想定以上との見方が多いもよう。今後の経営再建期待の高まりにつながる格好へ。
<6753> シャープ 129 -6伸び悩む。鴻海がシャープの買収を決議、4月2日に買収契約に調印すると報じられているが、買い一巡後は短期的な出尽し感も優勢の展開に。割当増資の発行価額は88円に引き下げられ、潜在株式を含めた希薄化率は260%を超える水準となり、割高感も意識される。また、通期営業損益は従来予想の100億円の黒字から1700億円の赤字に下方修正、一昨日に伝わった観測報道数値も大きく下回る水準に。
<6754> アンリツ 619 -60下げ目立つ。前日に業績予想の下方修正を発表、通期営業利益は従来予想の72億円から60億円に引き下げている。前期比では45%の減益となる。第3四半期決算時にも、110億円から72億円まで大幅下方修正した経緯があり、ネガティブなインパクトにつながっている。アジアの端末製造市場の縮小やそれに伴う主要ユーザーの投資抑制、基地局建設需要の低迷が想定以上に長期化しているもよう。
<8202> ラオックス 135 +7買い優勢。政府では、訪日外国人数を2020年に現在の2倍の4000万人に増やす新たな目標を決めたと伝わっている。従来目標は20年に2000万人であったが、大幅に上方修正する格好となっている。達成に向けて、インフラ整備や規制緩和が必須になってくると見られることから、同社などインバウンド関連の一角にはさらなる政策期待が先行している。なお、本日は民泊関連銘柄の上昇がとりわけ目立つ状況ではある。
<6479> ミネベア 878 +24大幅反発。前日には、ミツミ電機<6767>との経営統合契約、株式交換契約を締結している。すでに経営統合の方向性は織り込まれていたが、株式交換比率は1:0.59と決定したことで、交換比率に鞘寄せする動きが先行。前日の終値をベースとすると、同社株には9%のプレミアムとなっている。一方、ミツミ電機は売りが先行する状況となっている。
<8304> あおぞら銀 393 +5しっかり。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を440円から445円に引き上げている。マイナス金利政策の影響がポジティブとなる可能性のある数少ない銀行の一つと評価のもよう。短期的には預金調達コストの引き下げ効果が期待できるほか、課題である顧客基盤の拡大にもつながる可能性があるとみているようだ。株価にはこうしたマイナス金利政策のプラス影響が反映されておらず、割安感は強いと判断している。
<XH>
<4552> JCRファーマ 2562 +310急伸。GSKでは前日、希少疾患創薬研究についてのセミナーを開催、同社との提携を含めた研究内容が紹介されたが、同社によるセッションも設けられたもよう。シティグループ証券では、2社の協働関係は依然として充実していると見られ、長期的なグローバル展開の可能性は高いとしてポジティブに捉えている。なお、同社のプレゼンテーションでは、主にJ-Brain Cargoの動物実験での成果が紹介されたようだ。
<6502> 東芝 219 +12買い優勢。白物家電の売却で中国・美的集団と最終合意したと発表している。売却額は負債も含めて約537億円となるもよう。純資産がマイナスであるため、売却益は約900億円に達するもようだ。譲渡金額は数百億円と以前から伝わっていたが、売却益の900億円という水準は想定以上との見方が多いもよう。今後の経営再建期待の高まりにつながる格好へ。
<6753> シャープ 129 -6伸び悩む。鴻海がシャープの買収を決議、4月2日に買収契約に調印すると報じられているが、買い一巡後は短期的な出尽し感も優勢の展開に。割当増資の発行価額は88円に引き下げられ、潜在株式を含めた希薄化率は260%を超える水準となり、割高感も意識される。また、通期営業損益は従来予想の100億円の黒字から1700億円の赤字に下方修正、一昨日に伝わった観測報道数値も大きく下回る水準に。
<6754> アンリツ 619 -60下げ目立つ。前日に業績予想の下方修正を発表、通期営業利益は従来予想の72億円から60億円に引き下げている。前期比では45%の減益となる。第3四半期決算時にも、110億円から72億円まで大幅下方修正した経緯があり、ネガティブなインパクトにつながっている。アジアの端末製造市場の縮小やそれに伴う主要ユーザーの投資抑制、基地局建設需要の低迷が想定以上に長期化しているもよう。
<8202> ラオックス 135 +7買い優勢。政府では、訪日外国人数を2020年に現在の2倍の4000万人に増やす新たな目標を決めたと伝わっている。従来目標は20年に2000万人であったが、大幅に上方修正する格好となっている。達成に向けて、インフラ整備や規制緩和が必須になってくると見られることから、同社などインバウンド関連の一角にはさらなる政策期待が先行している。なお、本日は民泊関連銘柄の上昇がとりわけ目立つ状況ではある。
<6479> ミネベア 878 +24大幅反発。前日には、ミツミ電機<6767>との経営統合契約、株式交換契約を締結している。すでに経営統合の方向性は織り込まれていたが、株式交換比率は1:0.59と決定したことで、交換比率に鞘寄せする動きが先行。前日の終値をベースとすると、同社株には9%のプレミアムとなっている。一方、ミツミ電機は売りが先行する状況となっている。
<8304> あおぞら銀 393 +5しっかり。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を440円から445円に引き上げている。マイナス金利政策の影響がポジティブとなる可能性のある数少ない銀行の一つと評価のもよう。短期的には預金調達コストの引き下げ効果が期待できるほか、課題である顧客基盤の拡大にもつながる可能性があるとみているようだ。株価にはこうしたマイナス金利政策のプラス影響が反映されておらず、割安感は強いと判断している。
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