スギHD、三井不動産、セブンアイなど
[16/09/21]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
メガバンク日銀金融政策決定会合の結果が発表された後、一気に上げ幅を広げる展開になっている。注目されたマイナス金利の深掘りは今回行われず、マイナス0.1%を維持するとしている。中期的な方向性としてはマイナス金利の拡大が想定されるものの、今回の会合でもマイナス金利の深掘りが行われるとの懸念もあったため、短期的には安心感が生じる形となっているようだ。
<7649> スギHD 5450 +130小幅高。クスリのアオキの好決算発表なども手掛かりに、本日はドラッグストア各社が買い先行となっている。ただ、メリルリンチ日本証券が投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に一気に2段階格下げ、目標株価も6550円から5100円に引き下げており、相対的に上値は重い動き。物流機能の自社運営化に伴う費用負担増加で短期業績は想定以上に悪化と捉えてるいるもよう。
<8801> 三井不動産 2168 +91.5反発。大手不動産は本日総じて高い。前日に国土交通省が発表した基準地価では、全国商業地が前年比で9年ぶりに上昇したと報じられている。訪日外国人数の増加などが一因とされている。足元では不動産市況に一服感とも伝わっているが、こうした状況も織り込んで株価の調整が続いていたこともあり、短期的な反発材料と捉えられているもようだ。
<7201> 日産 1023.5 +14.5朝方は売りが先行。クレディ・スイス証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も1250円から1100円に引き下げへ。北米や中国の市場環境の不透明感を懸念しているもよう。北米は需要のピークアウトが顕在化し始める中、第1四半期で見られた構成悪化、販売費増加が不安材料。中国は前年同月の発射台が上がる10月からは基調が鈍化の公算と。
<3382> セブンアイ 4721 +175大幅続伸。昨日から強い動きが目立っている。週末には、そごう・西武が小型店を10店閉鎖すると伝わっており、不採算分野のリストラ進展を期待する動きになっているようだ。とりわけ、今回の決算では、井阪新社長による踏み込んだ形での構造改革策が示される可能性も指摘されており、10月6日の決算発表に向けた期待感がより高まる流れにもなっている。
<3398> クスリのアオキ 4600 +700急伸で上昇率トップ。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は30億円で前年同期比11%増益となっている。上半期、通期予想では増益率は横ばいであり、順調な進捗と捉えられているもよう。既存店売上高の足元伸び悩みを受けて、株価も低迷していたことから、想定以上に堅調な収益動向を受けて見直しの動きが進む格好になっている。
<5105> 東洋ゴム 1474 +116大幅反発。シティグループ証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を2100円としている。北米大型タイヤへの需要シフトによる製品構成の継続的な改善は、中長期の業績拡大を牽引するとみているもよう。また、今期末に北米フェーズ4の能力拡張が完了予定であり、来期にかけて数量効果が具現化する見通しと予想。免震ゴム関連の特別損失ピークアウトも注目される局面と。
<4996> クミアイ化学 550 +43大幅反発。イハラケミカルと経営統合で基本合意と発表している。統合会社の売上高は800億円規模になる見通し。事業統合による効率化の進展で、海外展開に投資を振り向ける計画。同社は大株主であるほか、イハラケミカルの主要な販売先でもあり、経営統合の方向性は織り込み済みと見られるが、世界的にみた再編の遅れなどで株価が安値圏にあったなか、今後の展開に対する期待感などが先行へ。
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<7649> スギHD 5450 +130小幅高。クスリのアオキの好決算発表なども手掛かりに、本日はドラッグストア各社が買い先行となっている。ただ、メリルリンチ日本証券が投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に一気に2段階格下げ、目標株価も6550円から5100円に引き下げており、相対的に上値は重い動き。物流機能の自社運営化に伴う費用負担増加で短期業績は想定以上に悪化と捉えてるいるもよう。
<8801> 三井不動産 2168 +91.5反発。大手不動産は本日総じて高い。前日に国土交通省が発表した基準地価では、全国商業地が前年比で9年ぶりに上昇したと報じられている。訪日外国人数の増加などが一因とされている。足元では不動産市況に一服感とも伝わっているが、こうした状況も織り込んで株価の調整が続いていたこともあり、短期的な反発材料と捉えられているもようだ。
<7201> 日産 1023.5 +14.5朝方は売りが先行。クレディ・スイス証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も1250円から1100円に引き下げへ。北米や中国の市場環境の不透明感を懸念しているもよう。北米は需要のピークアウトが顕在化し始める中、第1四半期で見られた構成悪化、販売費増加が不安材料。中国は前年同月の発射台が上がる10月からは基調が鈍化の公算と。
<3382> セブンアイ 4721 +175大幅続伸。昨日から強い動きが目立っている。週末には、そごう・西武が小型店を10店閉鎖すると伝わっており、不採算分野のリストラ進展を期待する動きになっているようだ。とりわけ、今回の決算では、井阪新社長による踏み込んだ形での構造改革策が示される可能性も指摘されており、10月6日の決算発表に向けた期待感がより高まる流れにもなっている。
<3398> クスリのアオキ 4600 +700急伸で上昇率トップ。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は30億円で前年同期比11%増益となっている。上半期、通期予想では増益率は横ばいであり、順調な進捗と捉えられているもよう。既存店売上高の足元伸び悩みを受けて、株価も低迷していたことから、想定以上に堅調な収益動向を受けて見直しの動きが進む格好になっている。
<5105> 東洋ゴム 1474 +116大幅反発。シティグループ証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を2100円としている。北米大型タイヤへの需要シフトによる製品構成の継続的な改善は、中長期の業績拡大を牽引するとみているもよう。また、今期末に北米フェーズ4の能力拡張が完了予定であり、来期にかけて数量効果が具現化する見通しと予想。免震ゴム関連の特別損失ピークアウトも注目される局面と。
<4996> クミアイ化学 550 +43大幅反発。イハラケミカルと経営統合で基本合意と発表している。統合会社の売上高は800億円規模になる見通し。事業統合による効率化の進展で、海外展開に投資を振り向ける計画。同社は大株主であるほか、イハラケミカルの主要な販売先でもあり、経営統合の方向性は織り込み済みと見られるが、世界的にみた再編の遅れなどで株価が安値圏にあったなか、今後の展開に対する期待感などが先行へ。
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