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タカタ、東芝、ダイフクなど

本日の注目個別銘柄
<6087> アビスト 3555 +360急伸。いちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを4700円としており、評価材料視されている。付加価値の高い請負業務の拡大で、中期成長を予想しているもよう。自動車業界の堅調な研究開発投資を背景に、主力の設計開発アウトソーシング事業は順調な推移が予想されるほか、水素水製造販売事業も今後は黒字定着と見込んでいるもよう。当面は2ケタの増収増益を予想。

<6383> ダイフク 2472 +65続伸で高値更新。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を2150円から2900円に引き上げている。多彩な案件や高採算なサービス収益、原価改善努力に注目としている。e コマースを含む流通取引の拡大、半導体が3Dメモリ、液晶・有機EL が中国企業の投資、自動車が米・中の生産ライン改造でそれぞれ好調と。来期業績も豊富な受注残を背景に2ケタ増益見通しとしている。

<3436> SUMCO 1514 -81大幅反落。前日の米国市場ではSOX指数が前日比2%近くの大幅反落となっており、東京市場の半導体関連株にも売りが波及する格好のようだ。一方、同社など大手シリコンウエハーメーカーでは、来年1月から値上げに踏み切ると伝わっている。11年ぶりの本格値上げとなり、値上げ幅は10%前後のもよう。ただ、これまでも度々期待材料とされてきたことで、目先の出尽し感にもつながる。

<6502> 東芝 258.7 -52.9連日の急落。原発事業の損失額次第では債務超過転落へのリスクも残るほか、増資による希薄化けの警戒感なども含め、不透明感の強まりから手仕舞い売り圧力が強まっている。S&P、ムーディーズなど格付け会社の引き下げも相次いでいる。一部では、取引先銀行団が金融支援で協議に入ったとも伝わっている。債務の株式化なども含めて幅広い支援策を検討するようだ。

<7312> タカタ 707 +100ストップ高。米紙では、エアバッグの欠陥問題をめぐり、刑事訴追を視野に捜査していた米司法省と同社が、最大10億ドルの支払いなどで来年1月にも和解する見通しと報じているもよう。ながらく不透明感を強めさせてきていたエアバッグ問題が決着の方向に向かうことを好材料視。強い不透明感後退からスポンサーの選定なども進むとみられ、再建に向けた動きが進展していくとの期待感先行。

<6920> レーザーテック 2242 +102大幅続伸で10月20日以来の高値を更新。野村證券が投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1813円から2711円に引き上げていることが材料視されている。半導体及び FPD製造装置の市場環境は週を追って改善、業績予想を上方修正しており、中期的にも利益成長を遂げていくと予想。今6月期営業利益は会社計画37億円に対して45.1億円を予想、来6月期は57億円を見込んでいる。

<8309> 三井住友トラ 4155 -177大幅続落。本日は銀行株がほぼ全面安、地合い悪化で見切り売り圧力が強まる格好になっている。なかでも、セクター内では同社の下げが大きくなっている。銀行の連結グループ自己資本対比の東芝向けエクスポージャーでは、同社が5.5%と相対的に高いと、SMBC日興証券では指摘している。与信費用の上振れリスクの高まりが警戒される格好に。

<2678> アスクル 4030 -160大幅続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。株価上昇で目標株価を達成したことを格下げの背景としているが、今5月期は売上、営業利益ともに会社予想を下回ると予想しているほか、来5月期は「新」大阪センターの稼動を主因に減益と予想されることも短期的にネガティブとしている。


<XH>

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