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ソニー、パナホーム、池上通など

本日の注目個別銘柄
<6758> ソニー 3730 +138大幅続伸。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益を2400億円から2850億円に、最終利益は260億円から730億円に引き上げた。金融事業や半導体関連事業などのコストが想定以上に減少したことが上振れの背景のようだ。また、18年3月期営業利益は5000億円以上とする公約を維持する公算との観測報道の他、一部証券の格上げ観測も支援材料となったもよう。

<6632> JVCKW 293 +22急伸。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益は48億円から57億円、最終損益が73億円の赤字から69億円に赤字幅縮小を見込む。コンセンサスでは、営業利益が会社計画と同水準の48億円程度とみられていた。オートモーティブ分野及びメディアサービス分野での販売が堅調に推移したことが主な要因となった。

<1924> パナホーム 1229 +198急騰。パナソニック<6752>との株式交換契約を合意解約し、パナソニックによる同社株のTOBに賛同を表明すると発表。買い付け期間は4月28日から6月13日で、TOB価格は1株1200円としており、これにサヤ寄せする格好。国内シェア向上や海外における一層の事業展開、人材不足解消、販管費の低減等の課題を解決するには、両社が従来以上に連携を深める必要があると判断したようだ。なお、同社は上場廃止予定。

<6967> 新光電工 786 +68大幅続伸。17年3月期の通期予想を上方修正。営業利益を12億円から32億円に引き上げ、コンセンサス(15億円程度)を大幅に上振れたことが好感された。売上減少と採算悪化が見込まれたフリップチップタイプパッケージが、サーバー向け等の高付加価値品を中心に需要が底堅く推移。また、半導体製造装置向けのセラミック静電チャック等が好調に推移したことなどが利益を押し上げたようだ。

<6208> 石川製 1421 +158急伸。同社や豊和工業<6203>、日本アビオニクス<6946>など防衛関連銘柄の一角に物色が向かっている。4月25日は北朝鮮の人民軍創建85周年の記念日となっており、地政学リスクが改めて意識されたようだ。また、足元で中国空軍は爆撃機に厳戒態勢を取らせていると米CNNが報じている他、英デーリー・メール紙は「ロシア軍が北朝鮮との国境に部隊を派遣した」などと報じている。

<7974> 任天堂 27370 +365続伸。クレディ・スイス証券は、レーティング「NEUTRAL」、目標株価30000円で新規カバレッジを開始。ニンテンドースイッチ普及台数を5年でスーパーファミコン並みの4900万台程度と予想し、利益率が高いソフトの販売拡大も見込む。また、人気IPのスマートデバイス向けゲームも月商200億円程度は現実的と判断し強い増収増益が期待できると指摘。なお、株価はこれを織り込んだ水準と判断しているようだ。

<6771> 池上通 164 +24後場急伸。日本中央競馬会(JRA)から映像伝送システムの更新設備を一括受注し、総額26.50億円の契約を締結したと発表。受注設備は、18年3月から8月にかけ、関東・関西の両映像センターや全国の競馬場10場などへ随時納入を実施し、18年8月末より新映像伝送システムでの運用が開始されるもよう。なお、今年度は約18億円分の納入を予定しているようだ。大型案件の受注で、業績期待が高まる展開となった。

<6444> サンデンHD 317 -29急落。17年3月期の通期予想の下方修正を発表。営業利益は50億円から15億円に引き下げ、最終損益は108億円の赤字から230億円と赤字幅拡大を見込む。国内における流通システム事業の販売が減少した他、海外における自動車機器事業の部品内製化投資の立上げ遅れ等、生産性改善の一部遅延が要因。また、構造改革実施に伴う特別損失の計上なども重しとなったようだ。


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