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東芝、タカタ、enishなど

本日の注目個別銘柄
<6502> 東芝 298.2 -9.6大幅続落。有報の提出遅れにより上場市場が8月1日付で東証1部から2部に変更となる。2部への指定替えに伴い、920億円強の売りが発生すると試算されているが、市場ではこうした需給懸念は織り込み済みとみられる。ただ、米WDが提訴しているNAND売却差し止め請求に対する裁定、東芝メモリ譲渡に係る主要国独禁当局の承認、東証の判断など、依然として上場維持のハードルは高いとの見方も。

<3289> 東急不HD 657 -17大幅続落。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。目標株価も720円から600円に引き下げ。高い財務レバレッジの水準を考慮すると、現状のROEには物足りなさがあると指摘。同業他社は開発による利益成長が期待できるものの、同社は2020年3月期まで大型物件の竣工はなく、相対的に評価が低下する可能性とみているもよう。

<3656> KLab 1871 +56大幅反発。今年夏にも「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の配信を行うことが決定したと先週末に発表している。24日より事前登録受付を開始したもよう。期待感は高まっていたものの、あらためて一段の業績向上に寄与するとの見方が再燃したようだ。また、「キャプテン翼 〜たたかえドリームチーム〜」が100万ダウンロードを突破するなど、引き続き順調な推移となっていることも支援。

<3667> enish 2018 +400ストップ高比例配分。欅坂46初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』の制作を決定し、2017年内配信予定と発表している。足元の株価上昇はあくまでも思惑先行であったため、正式発表を受けて、業績インパクトへの期待を反映する動きになった。短期的な業績伸び悩みもすでに織り込み済みであり、買い安心感は強まりやすくもなっている。

<7312> タカタ - -終日売買停止。民事再生法の適用申請を発表、上場廃止となるとともに、10割減資の可能性が高いことから、投げ売りが殺到する展開になっている。民事再生法の申請は避けられないとの見方が強まっていたものの、先週末は自動車各社が支援継続と伝わったことを思惑材料に、短期資金によるリバウンドを狙った値幅取りの動きが強まっていた。

<7241> フタバ産 950 +61急伸。年初来高値を一気に更新している。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も800円から1120円に引き上げている。生産性改善など体質改善の成果は18年3月期も継続して期待できるとしている。これまでの過去の清算イメージが強かった生産合理化基調から、ホットスタンプ設備の稼働など前向きな投資が拡大期に入ってくることを評価。

<6050> EG 2347 +206連日の急伸。先週末は国内証券の新規買い推奨で人気化したが、本日は人工知能型画像認識システム「ロカソリューション」が、大手芸能プロダクションのオーディションの審査システムに採用されたことが材料視された。「ロカソリューション」は、世界トップクラスの画像認識機械学習システムをもとに東京大学と共に産学連携で開発されたもので、画像検知率は99.5%と高精度を誇っている。

<4506> 大日住薬 1598 -104大幅反落。がん幹細胞性阻害剤napabucasinのフェーズ3試験が失敗したと発表している。
中間解析の結果、安全性上の懸念は認められないが、主要評価項目である全生存期間の有意な延長を示す見込みは低いと判断されたもよう。ラツーダ特許切れ後の成長ドライバーとして位置付けられていたため、中長期の業績見通しに対する不透明感につながる形に。

<3687> Fスターズ 3565 +255急伸で一時上昇率トップ。カナダのディー・ウェイブ・システムズと、量子コンピューターに関する協業を開始することで合意したと発表、買い材料視されたようだ。特定領域におけるアクセラレータとして、圧倒的な潜在能力を示す量子コンピューターの導入支援を提供していくもよう。収益成長の加速化に対する期待感が先行へ。

<5809> タツタ線 631 +62大幅続伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも550円から800円に引き上げている。稼ぎ頭の電磁波シールドフィルムに底入れ感が出ているなか、導電性ペーストや機器用電線などには収益成長に向けた具体性が高まっていることから、業績予想を上方修正しているようだ。19.3期営業利益は従来予想の44億円から50億円、前期比2ケタ増に上方修正している。


<DM>

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