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東芝、トッパンフォ、ジーンズメイトなど

本日の注目個別銘柄
<4568> 第一三共 2610 -37反落。先週末に、疼痛薬「ミロガバリン」のフェーズ3試験で主要評価項目を満たさなかったと公表している。詳細は今後公表されるとみられるが、将来的には400億円程度の年商を期待する向きもあっただけに、直近の株価上昇の反動も加わり、失望感が先行する状況となった。ただ、株価下落場面では自社株買いの可能性の高まりなどを指摘する声もあるようだ。

<6474> 不二越 649 +12反発。17年11月期上半期の営業利益は前年同期比2割増の80億円弱になったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想を約10億円上回ったようだ。中国で産業用ロボットの販売が増加、業績をけん引する形になっている。第1四半期の営業増益率は約10%であったため、3-5月期は一段と増益率が高まる形。通期予想は据え置きの公算とされているが、上振れを織り込む流れとみられる。

<7448> ジンズメイト 776 +100ストップ高。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は2.2億円の赤字、前年同期比では0.7億円の赤字幅拡大となった。ただ、月次動向などから足元の業績の伸び悩みは想定線。むしろRIZAPグループ<2928>入りに伴う業容再建期待が高い中、目先の悪材料出尽くしと受け止められたようだ。通期営業損益は従来予想を据え置きで3億円の黒字転換見通しになっている。

<7862> トッパンフォ 1238 +78前週末比200円以上高い水準で寄り付く。タッチセンサーを作る際に、レアメタルが不要になる技術を開発したと報じられている。インク状にした銀を電子回路として吹き付ける技術を開発、高価なインジウムを必要とせず、製造コストを大きく下げることができるようだ。また、製造期間も大幅な短縮が可能になるもよう。ただ、高寄り後は買いが続かず、上げ幅を縮めてる展開に。

<4208> 宇部興 298 +9
2月23日以来の年初来高値を更新。UBS証券が投資判断「バイ」、目標株価330円で新規カバレッジを開始している。カプロラクタムの需給が緩やかに改善するとみられること、セパレータを中心にLiB材料が高成長局面入りとなること、バリュエーションが割安な水準にあることなどが高評価の背景のようだ。2009年以来の高値水準であり、需給妙味なども高まる形になっている。

<3258> ユニゾHD 2630 -485急落で下落率トップ。先週末に公募増資の実施を発表している。株式価値の希薄化や需給懸念などが強まる形になった。414万株の公募に加えて、オーバーアロットメントによる売出上限61万株を実施する。増加する株式数は最大で、現在の発行済み株式数の20%に達する。調達資金は収益不動産への新規投資や新規ホテル展開の資金とするもよう。

<3186> ネクステージ 1755 +209大幅反発。先週末に第2四半期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の12億円から16億円、前年同期比45%増益の水準にまで増額。販売単価の上昇や販売台数の増加、収益性向上で粗利益率も改善した。第1四半期の営業増益率は23%増益であったため、業績上振れ期待はあったものの、3-5月期の増益率加速は想定以上との見方が優勢になった。

<7649> スギHD 5600 -420大幅反落。先週末に発表した決算内容が嫌気された。第1四半期営業利益は65億円で前年同期比6%増益となった。前年同期に診療報酬改定のマイナス影響を受けた反動で、粗利率が改善したことが増益の背景。数値的には市場想定通りでサプライズはない。ただ、調剤の会計基準変更が一時的な調剤売り上げの嵩上げ、粗利率の押し上げにつながった面もあり、実態は想定以下であったとの見方になったもよう。

<6502> 東芝 262.5 -9.310営業日続落。半導体メモリー事業の売却交渉が難航していると報じられている。当初の見込みと比べて結論に時間がかかっている印象であるが、革新機構では契約のメドに関して「現時点では言えない」などとコメント。米WDとの対立が影を落とす形にもなっているようだ。債務超過解消に向けて最大の焦点となる半導体メモリー事業売却に関して、先行きの不透明感が増す状況へ。

<2685> アダストリア 2928 -202大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は40億円で前年同期比23.5%減益、通期予想は増益計画となっており、想定以上に低調なスタートとの見方が先行したもようだ。
春物在庫の消化に向けた値引きの影響、ECでの価格競争の激化などにより、原価率が上昇したことが収益悪化の背景。既存店売上高のプラス成長が続いていただけに、比較的期待感なども高まっていたとみられる。


<DM>

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