神戸鋼、ゼンリン、信越化など
[17/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<6301> コマツ 3804 +127大幅続伸。決算を発表、7-9月期営業利益は602億円で前年同期比75%増となり、市場予想の480億円レベルを大幅に上回った。通期予想は1560億円から市場コンセンサス水準の2160億円に上方修正しているが、ここまでの収益状況からは保守的と捉えられる形にも。高い期待値をさらに上回る好決算発表を受けて、ゴールドマン・サックス証券では目標株価を3800円から4000円に引き上げ、買いを再強調。
<4689> ヤフー 507 -25大幅反落。第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は約428億円で前年同期比13.5%減、4-6月期の約3%増から減益に転じたほか、市場予想を40億円程度下回ったことが嫌気された。販促費の増加が想定比下振れの背景とみられる。ただ、もともと今期は先行投資による費用増が見込まれており、広告収入の堅調推移やショッピング事業の高成長持続など、費用増の効果がトップラインの成長に繋がっているとの見方も。
<5358> イソライト工業 1038 +150ストップ高。先週末に業績予想の上方修正を発表。上半期営業利益は8.6億円から16.5億円に、通期では17.7億円から28.0億円にそれぞれ上方修正。年間配当金も6円から8円に増額修正している。新製品など高付加価値品の売上が想定以上に拡大したことが業績上振れの背景に。第1四半期の好進捗から上振れ期待はあったが、7-9月期は一段と増益率が加速する形で、修正幅は想定以上との見方が優勢に。
<5727> 邦チタニウム 1027 +118大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は約19.3億円で前年同期比81%増益となっている。従来予想の14億円を上回る着地になった。つれて、通期予想も24億円から30億円に上方修正、金属チタン製品や機能化学品の売上拡大が背景となっている。上半期の進捗率から通期予想はさらなる上振れ余地があるとみられ、今期業績の過度な落ち込み懸念が大きく後退する展開に。
<5406> 神戸鋼 920 +20続伸。7月28日に2年ぶりに中間配当を実施すると発表していたが、これを取りやめるもようと一部メディアが報じている。30日の取締役会で決定し、午後にも発表するようだ。アルミ・銅の製品強度のデータ改ざん問題を受け、今後の業績動向が不透明になったことが背景に。報道によると、改ざん問題に絡む損失を合理的に算定できないため、あわせて18年3月期の連結最終損益の見通しを「未定」とするようだ。
<4063> 信越化 11670 +305続伸。第2四半期決算を発表。上半期営業利益は1563億円で前年同期比28%増益、1500億円弱の水準であった市場コンセンサスを上回る着地になっている。半導体シリコン、塩ビ・化成品を筆頭に、全セグメントが増益となったもよう。通期計画2680億円は据え置きであるが、上振れ余地が広がったとの見方に。野村証券では今期営業利益予想を3233億円にまで増額するとともに、目標株価を13200円に引き上げ。
<3941> レンゴー 741 +26大幅続伸。本日は紙パルプセクターが業種別上昇率トップ。野村証券が、同社と王子HD<3861>の投資判断を買い推奨に格上げしていることが評価材料になったもよう。同証券では目標株価を700円から930円に引き上げ。中国での環境規制強化に伴う古紙輸入の制限で、国内の古紙価格が大幅に下落しており、今後のコスト低下要因につながると指摘。19.3期営業利益は236億円から289億円に増額修正している。
<5401> 新日鉄住金 2758.5 -41.5反落。上半期決算を発表、経常利益は1576億円で前年同期比約5.6倍となった。従来目標の
1500億円を小幅に超過する着地となり、市場コンセンサスとほぼ同水準。通期予想は3000億円を据え置き。一部では上半期の上振れを見込む声もあったが、生産トラブルの影響なども響いたもよう。比較的、通期業績上方修正を期待する声も多かっただけに、サプライズのない決算は短期的な出尽くし材料ともなったようだ。
<6911> 新日無 971 +135急騰。先週末に発表した決算がポジティブなインパクトに。上半期営業利益は8.9億円で前年同期比38%増益、衛星通信用コンポーネントが船舶での高速通信用に需要が拡大したもよう。第1四半期は1.6億円で同57%の大幅減益であったため、一転しての2ケタ増益着地にサプライズが強まる格好へ。通期予想の上振れ期待なども高まる形になっているようだ。
<9474> ゼンリン 3705 +350大幅反発。オランダの地図・位置情報サービス大手トムトムと、日本における高度でリアルタイムなトラフィックサービスを共同開発することで合意したと先週末に発表、期待材料視された。今後の自動運転技術への活用などが期待される展開のようだ。なお、同時に上半期決算を発表、営業損益は黒字転換しているが、先に修正発表済みでもあり、決算自体のインパクトは乏しいとみられる。
<6817> スミダ 1949 -149大幅反落で一時下悪率トップ。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は51.2億円で前年同期比2%増益になっている。10-12月期では17.7億円で同4%減と、2四半期連続での減益となっている。原材料価格上昇や減価償却費などの固定費増加が四半期減益の背景。
据え置きの会社計画を上回る可能性は依然として高いものの、過度な上振れ期待は後退する格好になっている。
<9449> GMO 1720 -27後場に急落。先月14日、サイトの売買を仲介するサービスにおける顧客情報、1万4600件余りがネット上に流出していたことがわかったと一部メディアで報じられている。外部からの不正アクセスで情報が流出した可能性が高いとみられている。報道によると、顧客企業や個人の名前のほか、住所や電話番号、生年月日などが含まれ、現在、ネット上に拡散したデータを削除する手続きを進めているもよう。
<5989> エイチワン 1600 +300ストップ高。18年3月期の上期及び通期予想の上方修正を発表。営業利益は上期で20億円から40億円、通期では60億円から80億円にそれぞれ引き上げている。中国における自動車フレームの販売好調及び為替が想定比円安で推移したことによる増収効果の他、各セグメントにおける生産コスト低減などが背景。従来予想から上期は大幅に減益幅が縮小、通期では一転しての増益見通しとなったことがポジティブサプライズに。
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<4689> ヤフー 507 -25大幅反落。第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は約428億円で前年同期比13.5%減、4-6月期の約3%増から減益に転じたほか、市場予想を40億円程度下回ったことが嫌気された。販促費の増加が想定比下振れの背景とみられる。ただ、もともと今期は先行投資による費用増が見込まれており、広告収入の堅調推移やショッピング事業の高成長持続など、費用増の効果がトップラインの成長に繋がっているとの見方も。
<5358> イソライト工業 1038 +150ストップ高。先週末に業績予想の上方修正を発表。上半期営業利益は8.6億円から16.5億円に、通期では17.7億円から28.0億円にそれぞれ上方修正。年間配当金も6円から8円に増額修正している。新製品など高付加価値品の売上が想定以上に拡大したことが業績上振れの背景に。第1四半期の好進捗から上振れ期待はあったが、7-9月期は一段と増益率が加速する形で、修正幅は想定以上との見方が優勢に。
<5727> 邦チタニウム 1027 +118大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は約19.3億円で前年同期比81%増益となっている。従来予想の14億円を上回る着地になった。つれて、通期予想も24億円から30億円に上方修正、金属チタン製品や機能化学品の売上拡大が背景となっている。上半期の進捗率から通期予想はさらなる上振れ余地があるとみられ、今期業績の過度な落ち込み懸念が大きく後退する展開に。
<5406> 神戸鋼 920 +20続伸。7月28日に2年ぶりに中間配当を実施すると発表していたが、これを取りやめるもようと一部メディアが報じている。30日の取締役会で決定し、午後にも発表するようだ。アルミ・銅の製品強度のデータ改ざん問題を受け、今後の業績動向が不透明になったことが背景に。報道によると、改ざん問題に絡む損失を合理的に算定できないため、あわせて18年3月期の連結最終損益の見通しを「未定」とするようだ。
<4063> 信越化 11670 +305続伸。第2四半期決算を発表。上半期営業利益は1563億円で前年同期比28%増益、1500億円弱の水準であった市場コンセンサスを上回る着地になっている。半導体シリコン、塩ビ・化成品を筆頭に、全セグメントが増益となったもよう。通期計画2680億円は据え置きであるが、上振れ余地が広がったとの見方に。野村証券では今期営業利益予想を3233億円にまで増額するとともに、目標株価を13200円に引き上げ。
<3941> レンゴー 741 +26大幅続伸。本日は紙パルプセクターが業種別上昇率トップ。野村証券が、同社と王子HD<3861>の投資判断を買い推奨に格上げしていることが評価材料になったもよう。同証券では目標株価を700円から930円に引き上げ。中国での環境規制強化に伴う古紙輸入の制限で、国内の古紙価格が大幅に下落しており、今後のコスト低下要因につながると指摘。19.3期営業利益は236億円から289億円に増額修正している。
<5401> 新日鉄住金 2758.5 -41.5反落。上半期決算を発表、経常利益は1576億円で前年同期比約5.6倍となった。従来目標の
1500億円を小幅に超過する着地となり、市場コンセンサスとほぼ同水準。通期予想は3000億円を据え置き。一部では上半期の上振れを見込む声もあったが、生産トラブルの影響なども響いたもよう。比較的、通期業績上方修正を期待する声も多かっただけに、サプライズのない決算は短期的な出尽くし材料ともなったようだ。
<6911> 新日無 971 +135急騰。先週末に発表した決算がポジティブなインパクトに。上半期営業利益は8.9億円で前年同期比38%増益、衛星通信用コンポーネントが船舶での高速通信用に需要が拡大したもよう。第1四半期は1.6億円で同57%の大幅減益であったため、一転しての2ケタ増益着地にサプライズが強まる格好へ。通期予想の上振れ期待なども高まる形になっているようだ。
<9474> ゼンリン 3705 +350大幅反発。オランダの地図・位置情報サービス大手トムトムと、日本における高度でリアルタイムなトラフィックサービスを共同開発することで合意したと先週末に発表、期待材料視された。今後の自動運転技術への活用などが期待される展開のようだ。なお、同時に上半期決算を発表、営業損益は黒字転換しているが、先に修正発表済みでもあり、決算自体のインパクトは乏しいとみられる。
<6817> スミダ 1949 -149大幅反落で一時下悪率トップ。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は51.2億円で前年同期比2%増益になっている。10-12月期では17.7億円で同4%減と、2四半期連続での減益となっている。原材料価格上昇や減価償却費などの固定費増加が四半期減益の背景。
据え置きの会社計画を上回る可能性は依然として高いものの、過度な上振れ期待は後退する格好になっている。
<9449> GMO 1720 -27後場に急落。先月14日、サイトの売買を仲介するサービスにおける顧客情報、1万4600件余りがネット上に流出していたことがわかったと一部メディアで報じられている。外部からの不正アクセスで情報が流出した可能性が高いとみられている。報道によると、顧客企業や個人の名前のほか、住所や電話番号、生年月日などが含まれ、現在、ネット上に拡散したデータを削除する手続きを進めているもよう。
<5989> エイチワン 1600 +300ストップ高。18年3月期の上期及び通期予想の上方修正を発表。営業利益は上期で20億円から40億円、通期では60億円から80億円にそれぞれ引き上げている。中国における自動車フレームの販売好調及び為替が想定比円安で推移したことによる増収効果の他、各セグメントにおける生産コスト低減などが背景。従来予想から上期は大幅に減益幅が縮小、通期では一転しての増益見通しとなったことがポジティブサプライズに。
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