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すかいらーく、キリンHD、JDIなど

本日の注目個別銘柄
<3197> すかいらーく 1425 -128昨年来安値更新。17年12月期決算を発表、営業利益は281億円で前期比10%減となり、既存店売上高の下振れなどで会社計画、市場予想を下回る着地だった。18年12月期計画は287億円で同2%増の見通し。市場予想は30億円程度下回る水準となっている。店内機器やITシステムへの投資を強化する予定であり、コスト負担が想定よりも膨らむ形。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を格下げ。

<6481> THK 4305 +3254日ぶり大幅反発。17年12月期決算を発表、10-12月期営業利益は96億円で前年同期比13%
増となり、市場予想水準での着地だったが、約6億円の未実現利益が抑制要因となったことから、実態は想定以上の好調推移となった。18年12月期見通しは450億円で市場予想を20億円強上回る水準となっている。12年ぶりに過去最高益を更新する見通し。想定を上回る業績推移が確認され、評価が高まっているようだ。

<2503> キリンHD 2721.5 +177.5大幅続伸。発行済株式数の5.5%に当たる5000万株、1000億円を上限に自社株買いを行うと発表、需給面での期待材料と捉えられたようだ。同時に17年12月期決算を発表。事業利益は前期比7%増の1943億円、日本会計基準ベースの営業利益は1550億円で同9%増となっている。18年12月期の事業利益は同1%増と微増にとどまる見通しで、やや市場想定を下回る印象だが、ネガティブな反応は限定的。

<6740> JDI 220 +9大幅に4日続落。第3四半期決算を発表、10-12月期営業損失は121億円で、7-9月期並みの赤字水準が継続。市場予想との比較では50億円程度赤字幅が拡大している。通期売上高は前期比20%減と想定しており、短期的な回復が見込みにくい内容にネガティブな見方が先行している。スポンサー探しも当初の想定スケジュールからは遅れ気味であり、先行き不透明感が拭えない状況となっている。

<7936> アシックス 1558 -172大幅続落。前日に発表した決算内容が嫌気された。17年12月期営業利益は196億円で前期比23%減となり、従来予想の220億円を下回った(10-12月期は49億円の営業損失)。米国市場の伸び悩みが継続し、欧州市場も苦戦。18年12月期は200億円で同2%増の見通しだが、回復力は市場の想定以下と捉えられている。株主還元方針の変更や130万株を上限とする自社株買い実施を発表するも影響は限定的。

<4344> ソースネクスト 539 -63大幅に4日続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は8.4億円で前年同期比38%減となった。通期計画の17.2億円(前期比9%増)に対する進捗率の低さがマイナス視されている。新製品「POCKETALK」の拡販優先による既存製品の売上伸び悩みに加え、筆まめの人件費増、子会社取得に係るのれん償却、「POCKETALK」関連の広告宣伝費や販売促進費増加などがコストアップ要因となった。

<7915> NISSHA 2691 +2594日ぶり大幅反発。17年12月期決算を発表、10-12月期営業利益は44億円で、1月に発表した修正値に沿って着地。一方、18年12月期は150億円の見通しで市場予想を40億円程度下回っている。ただ、足元の株価下落で下振れは織り込み済みで、短期的なアク抜け感に繋がった。また、最大35万株、約8.5億円の自社株買い実施や、20年12月期営業利益220億円を目標とする中期経営計画なども支援材料に。

<4633> サカタインクス 1359 -380大幅続落で全市場下落率トップ。前日に発表した決算がネガティブ視された。17年12月期営業利益は85.7億円で前期比15%減となり、従来予想の96億円を大きく下回って着地した。また、18年12月期は75億円と2期連続で2ケタ減益の見通し。市場の想定は100億円を上回る水準だったようだ。原材料費の上昇に加え、人件費や減価償却費などコスト負担増が響く見込み。

<7782> シンシア 656 -150ストップ安。前日に17年12月期決算を発表し、売り材料となった。営業利益は2.7億円で前期比53%減となり、第3四半期累計の39%減益と比べ減益率はさらに拡大した。また、18年12月期は0.65億円で同76%の減益と予想されており、想定外の収益水準の落ち込みがネガティブサプライズとなっている。OEM取引の競争環境激化、広告宣伝費の増加などが減益要因となるようだ。

<6409> キトー 1949 +389大幅反発で一時全市場上昇率トップ。第3四半期決算を発表しており、累計営業利益は26億円で前年同期比32%増となった。第2四半期累計では同12%減益だったため、一転して増益となったことがポジティブ視されている。国内セグメントでは生産活動の安定化が図れ、米国では資源関連向けの投資需要などが顕在化しているもよう。5%増益の通期予想は据え置いているが、上振れ期待も高まる状況に。


<DM>

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