JCRファーマ、大日住薬、キヤノンなど
[21/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<6504> 富士電機 4165 +85急反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は141億円で前年同期比16.4%減益となったが、10-12月期は88億円で同53.5%増益となっている。半導体の受注が好調、とりわけ、xEV向けの引き合いの強さなどが確認された。パワー半導体の製品不具合に関する対策費用を特別損失として計上しているが、これにより製品不具合問題に関しても悪材料出尽くしと捉えられているようだ。
<4506> 大日住薬 1697 +124急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は875億円で前年同期比7.5%増益、10-12月期は400億円で同2.7倍と急拡大する形に。不動産売却益の計上などが大幅増益の主因だが、コア営業利益も10-12月期は増益率が拡大しており、想定以上に底堅い決算との評価が先行している。北米のラツーダの販売好調に加えて、販管費やR&D費用などが想定以上に抑制されたとみられる。
<6967> 新光電工 2630 +176大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は76.4億円で前年同期比7.6倍と急拡大、市場予想のほぼ2倍の水準となった。FCパッケージやリードフレームなどが好調、償却費などのコスト負担増を吸収しての上振れに。通期予想は従来の135億円から187億円、前期比5.8倍にまで上方修正。市場予想は150億円強の水準だった。
為替想定などは保守的でさらなる上振れ余地があるといった見方も。
<7741> HOYA 13395 +445急反発。前日の取引時間中に10-12月期決算を発表、本日は評価の動きが一段と強まった。税引前利益は458億円で前年同期比19.5%増となり、市場予想を30億円強上振れた。ライフケアや情報通信などが想定以上だった。また、発行済み株式数の0.89%に当たる330万株、400億円を上限とする自社株買いの実施も発表。上半期決算時に発表し、その後取得を完了したばかりで、株主還元姿勢への評価も高まった。
<6857> アドバンテス 8290 -160急反発後に下げに転じる。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は152億円で前年同期比6.9%増と増益転換、市場予想も20億円程度上振れた。つれて、通期予想は従来の525億円から670億円に上方修正した。市場予想を100億円程度上回る。想定以上の収益拡大を評価する動きが先行して急反発スタートとなったが、その後は全体の地合い悪もあり下げに転じた。
<6702> 富士通 16020 +240急反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は935億円で前年同期比85.5%増、市場予想を300億円以上上回り、採算改善が大きく寄与する形となった。通期予想は従来の2120億円から2370億円に上方修正。構造改革などの追加費用を計上したうえでの増額となっているが、市場予想を100億円程度上振れた。想定以上の収益水準の高まりをポジティブ視する動きが優勢に。
<6754> アンリツ 2583 -165反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は42.1億円で前年同期比10.0%減と減益に転じた。市場予想も若干下振れたもよう。一方、計測事業をけん引役に通期業績予想は従来の175億円から190億円に上方修正した。年間配当金も31円から37円に引き上げた。上方修正含めて大きなサプライズは乏しく、足元では決算期待も先行していたとみられ、短期的な出尽くし感が優勢の形に。
<4552> JCRファーマ 3450 +335大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、営業利益は39.5億円で前年同期比83.6%増益となった。10-12月期は26.4億円で同2.3倍と急拡大する形になっている。通期業績達成確度も高まる状況とみられる。足元では、アストラゼネカのワクチン原液の国内製造請負を手掛かりに株価が急伸、それに伴いショートポジションもたまっていたとみられ、好決算を受けての買い戻しの動きも活発化しているとみられる。
<7751> キヤノン 2294.5 -182.0大幅続落。前日に20年12月期決算を発表、営業益は1105億円で前期比36.7%減、先に上方修正を発表しており、実績値にはサプライズなし。21年12月期は1585億円で同43.4%増益を見込む。市場予想は150億円程度上回るが、同予想に前期業績の上方修正は反映されておらず、実際は2000億円程度の水準が期待されていたようだ。出尽くし感からの利食い売りが優勢で、直近の株価急伸の反動が強まった。
<8035> 東エレク 39810 -2060伸び悩んで続落。前日に10-12月期決算を発表、営業益は629億円で前年同期比2.8%減となり、700億円程度の市場コンセンサスを下回った。一方、通期予想は従来の2810億円から3060億円に上方修正。2900億円程度の市場予想を上回っており、決算トータルではポジティブと捉える動きが優勢だった。ただ、半導体関連の主力として期待感は相当程度織り込まれていたため、次第に出尽くし感が強まっていた。
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<4506> 大日住薬 1697 +124急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は875億円で前年同期比7.5%増益、10-12月期は400億円で同2.7倍と急拡大する形に。不動産売却益の計上などが大幅増益の主因だが、コア営業利益も10-12月期は増益率が拡大しており、想定以上に底堅い決算との評価が先行している。北米のラツーダの販売好調に加えて、販管費やR&D費用などが想定以上に抑制されたとみられる。
<6967> 新光電工 2630 +176大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は76.4億円で前年同期比7.6倍と急拡大、市場予想のほぼ2倍の水準となった。FCパッケージやリードフレームなどが好調、償却費などのコスト負担増を吸収しての上振れに。通期予想は従来の135億円から187億円、前期比5.8倍にまで上方修正。市場予想は150億円強の水準だった。
為替想定などは保守的でさらなる上振れ余地があるといった見方も。
<7741> HOYA 13395 +445急反発。前日の取引時間中に10-12月期決算を発表、本日は評価の動きが一段と強まった。税引前利益は458億円で前年同期比19.5%増となり、市場予想を30億円強上振れた。ライフケアや情報通信などが想定以上だった。また、発行済み株式数の0.89%に当たる330万株、400億円を上限とする自社株買いの実施も発表。上半期決算時に発表し、その後取得を完了したばかりで、株主還元姿勢への評価も高まった。
<6857> アドバンテス 8290 -160急反発後に下げに転じる。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は152億円で前年同期比6.9%増と増益転換、市場予想も20億円程度上振れた。つれて、通期予想は従来の525億円から670億円に上方修正した。市場予想を100億円程度上回る。想定以上の収益拡大を評価する動きが先行して急反発スタートとなったが、その後は全体の地合い悪もあり下げに転じた。
<6702> 富士通 16020 +240急反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は935億円で前年同期比85.5%増、市場予想を300億円以上上回り、採算改善が大きく寄与する形となった。通期予想は従来の2120億円から2370億円に上方修正。構造改革などの追加費用を計上したうえでの増額となっているが、市場予想を100億円程度上振れた。想定以上の収益水準の高まりをポジティブ視する動きが優勢に。
<6754> アンリツ 2583 -165反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は42.1億円で前年同期比10.0%減と減益に転じた。市場予想も若干下振れたもよう。一方、計測事業をけん引役に通期業績予想は従来の175億円から190億円に上方修正した。年間配当金も31円から37円に引き上げた。上方修正含めて大きなサプライズは乏しく、足元では決算期待も先行していたとみられ、短期的な出尽くし感が優勢の形に。
<4552> JCRファーマ 3450 +335大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、営業利益は39.5億円で前年同期比83.6%増益となった。10-12月期は26.4億円で同2.3倍と急拡大する形になっている。通期業績達成確度も高まる状況とみられる。足元では、アストラゼネカのワクチン原液の国内製造請負を手掛かりに株価が急伸、それに伴いショートポジションもたまっていたとみられ、好決算を受けての買い戻しの動きも活発化しているとみられる。
<7751> キヤノン 2294.5 -182.0大幅続落。前日に20年12月期決算を発表、営業益は1105億円で前期比36.7%減、先に上方修正を発表しており、実績値にはサプライズなし。21年12月期は1585億円で同43.4%増益を見込む。市場予想は150億円程度上回るが、同予想に前期業績の上方修正は反映されておらず、実際は2000億円程度の水準が期待されていたようだ。出尽くし感からの利食い売りが優勢で、直近の株価急伸の反動が強まった。
<8035> 東エレク 39810 -2060伸び悩んで続落。前日に10-12月期決算を発表、営業益は629億円で前年同期比2.8%減となり、700億円程度の市場コンセンサスを下回った。一方、通期予想は従来の2810億円から3060億円に上方修正。2900億円程度の市場予想を上回っており、決算トータルではポジティブと捉える動きが優勢だった。ただ、半導体関連の主力として期待感は相当程度織り込まれていたため、次第に出尽くし感が強まっていた。
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