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セルソース、東宝、コマツなど

本日の注目個別銘柄
<4880> セルソース 1588 +176急伸。東京都から「卵子凍結に係る対象者向けオンライン説明会運営業務」を受託したと発表している。同社では卵子凍結保管受託サービス「卵子凍結あんしんバンク」を提供しており、卵子凍結を検討している個人や、福利厚生として関連制度を導入する企業向けに卵子凍結・保管に関する説明会を数多く実施してきた経験があるもよう。業績寄与並びに市場拡大への期待などが先行しているようだ。


<6814> 古野電気 2256 -176伸び悩んで大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は26.3億円で前年同期比80.7%となり、上半期予想は従来の30億円から45億円に、通期では55億円から65億円に上方修正した。日本、欧州、アジアを中心に販売が好調、円安効果も寄与。
年間配当金も従来計画の35円から40円に増額。ただ、ガイダンス受けて急落する前の株価水準を上回っていたこともあり、上振れは織り込み済みと捉えられた。


<7388> FPパートナー 3200 +65反発。前日に上半期決算を発表、営業益は26.9億円で前年同期比0.2%減となり、従来予想の30.4億円から下振れた。通期予想は67.3億円を据え置いたが、6月の生保新規契約好調などが直近で買い材料視されていた中、上半期下振れをマイナス視する見方が優勢となった。一方、自社株買い発表が下支えとなり切り返す流れとなっている。なお、6月に伝わった一部報道による今後の大きな業績への影響はないと。


<9602> 東宝 5079 +543急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は246億円で前年同期比34.1%増となり、据え置きの通期予想550億円、前期比7.2%減に対して、想定以上に好スタートとなる形に。業績上振れを意識して見直しの動きにつながっているようだ。映画営業事業において「ハイキュー!!」や「名探偵コナン」などヒット作が多かったほか、映像事業も多面的展開によって好調に推移しているもよう。


<6920> レーザーテック 31740 -1660大幅続落、4月23日の安値を割り込んだ。本日は同社のほか、東エレクやディスコなど主力の半導体製造装置銘柄が総じて売られた。前日の米SOX指数は0.5%程度の上昇となったが、台湾TSMCが時間外取引で下落し、引きずられる形にもなったようだ。トランプ前米大統領が、台湾防衛の責務が米国にあるのか疑問を呈したことに反応のもよう。また、本日の蘭ASMLの決算発表を見極めたいとするムードも。


<6301> コマツ 5066 +179大幅続伸。前日の米国市場ではキャタピラーが4.3%の上昇となっており、同社や日立建機、ヤマシンフィルタなど、国内建機銘柄の連想買いを誘う形になっているようだ。キャタピラーはトランプ関連の代表銘柄とも位置付けられており、過去には製品に対する称賛がなされているほか、財政刺激策の拡大に伴うインフラ整備需要の増加が期待されている。国内関連銘柄にとっても米国市場での売上増加が連想される展開のようだ。


<1801> 大成建 6443 +212大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も5100円から7200円に引き上げている。大型不採算案件は他社よりも長く抱える見通しだが、24年度の業績見通しは比較的良好であり、総還元性向100%を上限とする自己株式取得の方針も魅力としている。なお、大手ゼネコン全般において、24年度以降は短期業績の乱れが収束し、国内建築を中心に利益回復が本格化すると見ているようだ。


<7177> GMO-FH 696 -113急落。前日に貸倒引当金繰入額の追加計上及び上半期の決算速報値を発表している。タイの子会社において、貸倒引当金繰入額45億円を販売費及び一般管理費に計上するもよう。それに伴い、上半期営業利益は49.2億円で前年同期比37.9%減、純利益は13.9億円で同61.3%減となったようだ。第1四半期はともに2ケタの増益であった。なお、売上収益も店頭FXの収益性低下で伸び悩んでいる。


<2207> 名糖産 2080 +100大幅続伸で高値更新。6月26日には、保有するC&Fロジ株の公開買付への応募、それに伴う特別利益の計上見込みを発表していたが、TOB成立を受けて、33.6億円の有価証券売却益を計上することを正式に発表している。それに伴い、25年3月期純利益は従来予想の14億円から40億円にまで上方修正。ちなみに売却益は6月発表時の水準となっている。純利益拡大による株主還元拡大などを思惑視する動きも先行のもよう。


<6769> ザイン 1946 +276急騰。前日に上半期の業績上方修正を発表している。営業損益は従来予想の2.7億円の赤字から1億円の赤字に、経常損益は2.7億円の赤字から1.6億円の黒字予想に引き上げ。LSI事業において主に中国市場を中心に需要の回復が見られ、計画を上回る製品出荷となっているようだ。営業外では、円安進行によって為替差益2.5億円を計上のもよう。通期業績の上振れなども意識される形に。





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