ギリシャ債務問題の解決は予想通り、先送りとなりそうだが・・・・
[15/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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Miniトピック
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁、欧州委員のユンケル委員長は24日にギリシャ首相と会談する。IMFに対する一部融資の返済についてラガルド専務理事は、6月30日の期限までに返済されるとの見方を示したもようだ。(ただし、克服すべき課題はいくつか残されている)
市場関係者の間では、6月30日の期限までにIMFに対する融資返済が実行できず、ギリシャが債務不履行に陥ることは回避されるとの見方が広がっているが、ギリシャの債務問題の全面的な解決は先送りされることになりそうだ。
現在の政権下で債務削減が計画通りに進捗しない可能性は残されており、国内政局が再び混乱するかもしれない。将来的に債務問題に対する市場の懸念が再び高まる可能性は排除されていない。また、ドイツなどのユーロ圏諸国がギリシャの債務不履行を容認するとは思えないとの声が聞かれているが、支援継続に対する批判的な意見は少なくない。
<MK>
市場関係者の間では、6月30日の期限までにIMFに対する融資返済が実行できず、ギリシャが債務不履行に陥ることは回避されるとの見方が広がっているが、ギリシャの債務問題の全面的な解決は先送りされることになりそうだ。
現在の政権下で債務削減が計画通りに進捗しない可能性は残されており、国内政局が再び混乱するかもしれない。将来的に債務問題に対する市場の懸念が再び高まる可能性は排除されていない。また、ドイツなどのユーロ圏諸国がギリシャの債務不履行を容認するとは思えないとの声が聞かれているが、支援継続に対する批判的な意見は少なくない。
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