需要創出が今回のG20のテーマか
[16/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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Miniトピック
26-27日に上海で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、世界経済の成長を促進させるための対策について主に議論されるもようだ。各国が財政刺激策を導入することによって需要を創出することができれば、世界経済を持続的な成長軌道に乗せることが期待できるとの声が聞かれている。
ただし、日本を含めて主要国の多くは政府債務の規模が膨らんでいることから、財政出動の余地は小さいとの見方が一般的。国債増発によって長期金利の大幅な上昇を招くとの懸念は常に存在している。日本やユーロ圏は、中央銀行による大規模な国債購入やマイナス金利の導入などで金利上昇は抑制されているが、需要創出につながる新たな投資は拡大していない。
今回のG20会議は上海で開かれることから、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の存在が再注目されるかもしれない。AIIBを最大限に稼動させることができれば、世界経済の持続的な成長に貢献できることを中国は積極的に主張するのではないか?との声が聞かれている。
<MK>
ただし、日本を含めて主要国の多くは政府債務の規模が膨らんでいることから、財政出動の余地は小さいとの見方が一般的。国債増発によって長期金利の大幅な上昇を招くとの懸念は常に存在している。日本やユーロ圏は、中央銀行による大規模な国債購入やマイナス金利の導入などで金利上昇は抑制されているが、需要創出につながる新たな投資は拡大していない。
今回のG20会議は上海で開かれることから、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の存在が再注目されるかもしれない。AIIBを最大限に稼動させることができれば、世界経済の持続的な成長に貢献できることを中国は積極的に主張するのではないか?との声が聞かれている。
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