2022年末時点でFF金利の誘導目標水準は2.00-2.250%程度にとどまる可能性
[22/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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27日発表された4月PCEコア価格指数は、前年比+4.9%と3月実績の+5.2%を下回った。PCEコア価格指数は重要なインフレ関連指標だが、伸び率鈍化の兆候が現れている。米国のインフレ見通しについては予断を許さない状況が続いているものの、6月1日に発表される5月ISM製造業景況指数における支払い価格が市場予想を下回った場合、インフレ鈍化の思惑はさらに強まりそうだ。CMEのFedWatchによると、5月27日時点で12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.50-2.750%以上となる確率は94%程度とされているが、5月ISM製造業景況指数における支払い価格が市場予想を下回った場合、米利上げは9月で終了するとの見方が広がり、2022年末時点でFF金利の誘導目標水準は2.00-2.250%程度にとどまるかもしれない。
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