中国経済:失速の公算小、地方債務問題に要警戒=ノーベル賞のシラー教授
[14/03/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
2013年のノーベル経済学賞を受賞した米経済学者ロバート・シラー教授はこのほど、最近では、中国経済の失速を報道する欧米メディアが目立っていることに言及した。ただ、教授は、中国経済が長期間の高成長を続けてきたため、若干の減速が想定範囲内にあると指摘。中国経済が失速する公算が小さいとの見方を示した。
一方、シラー教授は、中国の地方政府債務問題が経済・金融システムに与える悪影響を軽視することができないと警告。サブプライムローン問題が起きた米国では、償還能力の低い個人に住宅ローンを提供したことに類似し、中国では償還能力の低い地方政府に大量の資金を供給していると指摘した。ただ、教授は、中国の中央政府がこうした問題を放置しないとの見方を示し、構造改革などが一段と進むと予測した。
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一方、シラー教授は、中国の地方政府債務問題が経済・金融システムに与える悪影響を軽視することができないと警告。サブプライムローン問題が起きた米国では、償還能力の低い個人に住宅ローンを提供したことに類似し、中国では償還能力の低い地方政府に大量の資金を供給していると指摘した。ただ、教授は、中国の中央政府がこうした問題を放置しないとの見方を示し、構造改革などが一段と進むと予測した。
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