日米の注目経済指標:国内の消費者物価は上昇、米消費者信頼感指数は下振れも
[14/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
3月24日-28日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■25日(火)午後11時発表
○(米)3月消費者信頼感指数−予想は78.8
参考となる1月実績は78.1に低下した。今後6カ月の期待指数が75.7に低下したことが影響したようだ。また、先行指標となる3月ミシガン大学消費者信頼感指数は低下しており、市場予想を多少下回る可能性がある。
■25日(火)午後11時発表
○(米)2月新築住宅販売件数−予想は44.3万戸
参考となる1月実績は46.8万戸で市場予想を上回った。2月は天候不順の影響がなくなることからまずまず強い数字となる可能性があるが、住宅市況が大幅に改善しているわけではなく、1月に増加した反動で2月はやや減少するとの見方が多い。コンセンサスは妥当か。
■26日(水)午後9時30分発表
○(米)2月耐久財受注−予想は前月比+0.3%
参考となる1月実績は、前月比-1.0%。輸送機器が2カ月連続で減少したことが影響したようだ。ただし、事前予想ほどは減少していない。輸送機器を除く1月の受注実績は前月比+1.1%で堅調。コンピュータ・電子機器、国防資本財の増加が寄与した。2月については
1月に増加した反動でやや減少する可能性があり、この影響を考慮すると市場コンセンサスは妥当か。
■28日(金)午前8時30分発表
○(日)2月全国消費者物価指数−予想は全体の数字が前年比+1.5%、コア指数は同比+1.3%
参考となる1月実績は、生鮮食品を除く総合が前年同月比+1.3%、総合指数は同比+1.4%だった。2月については、先行指標である2月の東京都区部の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年比+0.9%だったことから、全国消費者物価コア指数の市場予想は妥当な水準。
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