【中国から探る日本株】ソニーのゲーム部門が中国戦略部を設立、PS4上陸に期待感
[14/04/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ソニー<6758>のゲーム部門、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は今月1日、「中国戦略部」を立ち上げることを明らかにした。これを受けて中国では、最新ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」の中国上陸が近いと、期待値が高まっている。
今回の発表は「人事・組織変更のお知らせ」の中の1項目で、「新たに中国戦略部を設ける」との文章が掲載されている。それ以上の詳細は不明だが、中国ではこの短い一文を各メディアが取り上げており、注目度の高さがうかがわれる。
また、併せて発表された人事も話題となっている。中国戦略部の部長に就任した添田武人氏は、ソニーの中国ビジネスの基礎を築き上げた人物で、その後、中国インターネット検索大手、百度(バイドゥ)のマーケティング部長などを経て、直近ではグリー<3632>の海外事業戦略部のトップを務めていた。
現地メディアでは、“中国通”である添田氏の復帰が新ビジネスの展開において有利になるとの見方が示されている。一方で、グリーが2013年に中国から撤退するなど、海外事業を大幅に縮小したことに触れ、添田氏の手腕に疑問符を付ける記事も見られる。
これより先の報道によれば、ソニーは7月にもPS4を中国本土で発売する計画だ。一方、競合するマイクロソフトは10-11月ごろに「Xbox」を投入する見通しと伝わっている。
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今回の発表は「人事・組織変更のお知らせ」の中の1項目で、「新たに中国戦略部を設ける」との文章が掲載されている。それ以上の詳細は不明だが、中国ではこの短い一文を各メディアが取り上げており、注目度の高さがうかがわれる。
また、併せて発表された人事も話題となっている。中国戦略部の部長に就任した添田武人氏は、ソニーの中国ビジネスの基礎を築き上げた人物で、その後、中国インターネット検索大手、百度(バイドゥ)のマーケティング部長などを経て、直近ではグリー<3632>の海外事業戦略部のトップを務めていた。
現地メディアでは、“中国通”である添田氏の復帰が新ビジネスの展開において有利になるとの見方が示されている。一方で、グリーが2013年に中国から撤退するなど、海外事業を大幅に縮小したことに触れ、添田氏の手腕に疑問符を付ける記事も見られる。
これより先の報道によれば、ソニーは7月にもPS4を中国本土で発売する計画だ。一方、競合するマイクロソフトは10-11月ごろに「Xbox」を投入する見通しと伝わっている。
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