日米の注目経済指標:米GDPは寒波の影響などで成長率が大幅鈍化へ
[14/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
4月28日-5月9日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■4月30日(水)午後9時15分発表
○(米)4月ADP雇用統計−予想は前月比+21万人
参考となる3月実績は、前月比+19.1万人だった。市場予想と大きな差はなく、まずまずの内容だった。寒波による労働市場への影響はほぼなくなった。また、2月分は+13.9万人から+17.8万人に修正されている。米労働市場の穏やかな回復は継続しており、4月の市場予想は妥当か。
■30日(水)午後9時30分発表
○(米)1-3月期国内総生産速報値−予想は前期比年率+1.1%
参考となる昨年10-12月期の数字は前期比年率+2.6%に修正されたが、潜在的な成長トレンドである2%レベルを上回った。1-3月期の米経済成長は同期の個人消費に左右されるが、寒波の影響などで成長率は大幅に鈍化する見込み。市場予想は妥当か。
■5月1日(木)午後11時発表
○(米)4月ISM製造業景況指数−予想は54.2
参考となる3月実績は53.7で2月の53.2から上昇。市場予想をやや下回ったが、製造業活動の拡大が確認された。4月については3月実績をやや上回る可能性がある。新規受注と雇用の項目が注目されそうだ。
■5月2日(金)午後9時30分発表
○(米)4月雇用統計−予想は非農業部門雇用者数が前月比+21.0万人、失業率が6.6%
参考となる3月の非農業部門雇用者数は前月比+19.2万人、失業率は6.7%だった。米労働市場は穏やかな回復を続けており、寒波の影響はなくなった。4月については、4月中旬にかけて新規失業保険申請件数がやや減少していることから、一定水準の増加は期待できるとの見方が多い。市場予想は妥当な水準か。
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