ロシア:米国債を3月に大量売却、米制裁の報復か
[14/05/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
米財務省が15日発表した国際資本動向(TIC)では、ロシアが3月に260億米ドル(約2兆6390億円)の米国債を売却したことが明らかになった。これはロシアが保有する米国債の20%に相当。また、ウクライナのクリミア半島がロシアに編入された3月中旬あたりに米国債の受託会社の残高は一時1045億米ドルを急減したとも報告された。
ロシアが保有する米国債の大量売却について、対ロシアの米国制裁への報復手段だとみられている。なお、ロシアの大統領補佐官を務めるセルゲイ・グラジエフ氏は3月中旬、米政府がロシアに経済制裁を加えるなら、ロシアが米ドルの使用を放棄し、ロシア独自の決済システムを導入すると発言した。また、米当局がロシア企業や個人の口座凍結に踏み切った場合、ロシアがすべての投資家に対して米国債の売却を勧めると警告していた。
<ZN>
ロシアが保有する米国債の大量売却について、対ロシアの米国制裁への報復手段だとみられている。なお、ロシアの大統領補佐官を務めるセルゲイ・グラジエフ氏は3月中旬、米政府がロシアに経済制裁を加えるなら、ロシアが米ドルの使用を放棄し、ロシア独自の決済システムを導入すると発言した。また、米当局がロシア企業や個人の口座凍結に踏み切った場合、ロシアがすべての投資家に対して米国債の売却を勧めると警告していた。
<ZN>