中露接近、米ドルの地位を揺るがす可能性も=米メディア
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中国とロシアは今月21日、10年以上に渡って交渉されてきた中国向けの天然ガス供給計画で合意した。契約額は約4000億米ドル(約40兆7200億円)となり、過去最大となった。
米メディアは、中露の接近について、米ドルの地位を揺るがす恐れがあるとの見方を示した。中露の貿易が米ドルを避けて人民元とルーブルで直接取引する可能性が高いため、これが国際準備通貨としての米ドルにネガティブな影響を与えるとみられている。なお、ロシアのVTB銀行と中国人民銀行(中央銀行)が交わした契約書の中で、人民元とルーブルの直接取引は含まれている。
さらに、米政府がイランの外交政策に合わせていることに対するサウジアラビアの失望や、中国による金備蓄の増加などを受け、米ドル離れがこれから加速する可能性があると指摘された。
一方、中露の接近が人民元の地位を高めるものの、国際備蓄通貨として機能している米ドルを代替することができないとの見方も出ている。
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米メディアは、中露の接近について、米ドルの地位を揺るがす恐れがあるとの見方を示した。中露の貿易が米ドルを避けて人民元とルーブルで直接取引する可能性が高いため、これが国際準備通貨としての米ドルにネガティブな影響を与えるとみられている。なお、ロシアのVTB銀行と中国人民銀行(中央銀行)が交わした契約書の中で、人民元とルーブルの直接取引は含まれている。
さらに、米政府がイランの外交政策に合わせていることに対するサウジアラビアの失望や、中国による金備蓄の増加などを受け、米ドル離れがこれから加速する可能性があると指摘された。
一方、中露の接近が人民元の地位を高めるものの、国際備蓄通貨として機能している米ドルを代替することができないとの見方も出ている。
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