日米の注目経済指標:米5月の雇用統計は雇用+21.8万人、失業率6.4%予想
[14/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
6月2日-6日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■2日(月)午後11時発表
○(米)5月ISM製造業景況指数−予想は55.5
参考となる4月実績は54.9で3月の53.7を上回る。新規受注は横ばいだったが、雇用指数は上昇した。ただし、受注残は減少していることから、5月実績が4月実績を大きく上回るかどうかは微妙な状況。
■4日(水)午後9時15分発表
○(米)5月ADP雇用統計−予想は前月比+21.8万人
参考となる4月実績は+22万人。5月17日時点の新規失業保険申請件数は32.6万件で
4月の同時期とほぼ同水準だった。5月も20万人以上の増加となる可能性があり、市場予想は妥当な水準か。
■4日(水)午後9時30分発表
○(米)4月貿易収支−予想は-410億ドル
参考となる3月実績は-404億ドル。輸出増加で赤字額は縮小している。3月は対中輸出が好調だった。4月については、輸出入額が同水準の伸びとなった可能性があるため、貿易赤字額は3月実績と大差ない見込み。
■6日(金)午後9時30分発表
○(米)5月雇用統計−予想は非農業部門雇用者数が前月比+21.8万人、失業率が6.4%
参考となる4月実績は、非農業部門雇用者数が+28.8万人で2012年1月以来の大幅増加となった。失業率は2008年9月以来となる6.3%に低下。5月については、5月17日時点の新規失業保険申請件数が32.6万件で4月の同時期とほぼ同水準だったことから、非農業部門雇用者数は20万人以上の増加となる可能性が高い。失業率については、4月に急低下した反動で5月はやや上昇する見込み。
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