【中国の視点】急成長するモバイル決済市場、ソニーのNFCに注目が集まる
[14/06/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
中国におけるモバイル決済需要の高まりを受け、ソニー<6758>とNXPセミコンダクターズが共同で開発した近距離無線通信技術(NFC)に注目が集まっている。
中国人民銀行(中央銀行)が発表した2013年の決済システムの運行状況に関する報告では、電子決済件数とモバイル決済件数が、それぞれ257億8300万件、16億7400万件となり、前年比でそれぞれ27.4%、212.9%増加したという。
モバイル決済の急増を受け、電力消費や利便性、精密度、安全性で「ブルートゥース(デジタル機器用の近距離無線通信規格)」や赤外線より優れているNFCに対する注目度が高まっている。専門家は、中国のモバイル決済で使用されている「二維條碼(2次元コードスキャナ・バーコードリーダー)」や位置情報サービス(LBS)などの技術がNFC普及前の代替品にすぎないと指摘。近いうちNFCが中国のモバイル決済市場で全面的に応用されるとの見方を示した。
中国の携帯市場でトップ20社のうち、15社はNFC搭載携帯を発売しており、全体の7割を占めている。2013年1月から2014年4月の間では、ソニーや中興ヌビア、OPPO、ブラックベリーの4社が全体の60%以上のシェアを握っていた。NFC決済の推進に関する制約が徐々に減少しているため、2015年までにモバイル決済に占めるNFC決済の割合が50%まで拡大すると予測されている。
<ZN>
中国人民銀行(中央銀行)が発表した2013年の決済システムの運行状況に関する報告では、電子決済件数とモバイル決済件数が、それぞれ257億8300万件、16億7400万件となり、前年比でそれぞれ27.4%、212.9%増加したという。
モバイル決済の急増を受け、電力消費や利便性、精密度、安全性で「ブルートゥース(デジタル機器用の近距離無線通信規格)」や赤外線より優れているNFCに対する注目度が高まっている。専門家は、中国のモバイル決済で使用されている「二維條碼(2次元コードスキャナ・バーコードリーダー)」や位置情報サービス(LBS)などの技術がNFC普及前の代替品にすぎないと指摘。近いうちNFCが中国のモバイル決済市場で全面的に応用されるとの見方を示した。
中国の携帯市場でトップ20社のうち、15社はNFC搭載携帯を発売しており、全体の7割を占めている。2013年1月から2014年4月の間では、ソニーや中興ヌビア、OPPO、ブラックベリーの4社が全体の60%以上のシェアを握っていた。NFC決済の推進に関する制約が徐々に減少しているため、2015年までにモバイル決済に占めるNFC決済の割合が50%まで拡大すると予測されている。
<ZN>