【中国から探る日本株】モバイルショッピング市場の急成長続く、アリババ系が圧倒的シェア
[14/08/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
スマートフォンやタブレット端末の普及を背景に、中国のモバイルショッピング市場は急成長を続けている。中国の調査会社、易観国際(アナリシス・インターナショナル)の最新リポートによると、中国のモバイルEC(電子商取引)取引額は今年4-6月期に1680億9000万元(約2兆7900億円)となり、前年同期の3.5倍に急増した。
プラットホーム別のシェアを見ると、アリババ・グループ・ホールディング系列の「淘宝(タオバオ)」と「天猫(Tモール)」のモバイル版が計85.1%と、競合に大きく水をあけている。2位は家電ECサイトを運営する京東商城の「手机京東」でシェアは7.1%。世界的大手の米アマゾン・ドット・コムはシェア0.6%にとどまっている。
2位の京東商城は、アリババと並ぶ中国のインターネット大手テンセントと提携し、追い上げを目指しているが、アリババ系列の圧倒的なシェアにはいまだ太刀打ちできない状況だ。アリババは、モバイルショッピング市場にいち早く手を広げた先行者利益を生かし、安定したシェアを確保している。
なお、中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、中国のネットユーザー数は今年6月末時点で6億3200万人。うち83%に当たる5億2700万人がモバイル端末経由でネットを利用しており、PC経由(81%)を初めて上回った。
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プラットホーム別のシェアを見ると、アリババ・グループ・ホールディング系列の「淘宝(タオバオ)」と「天猫(Tモール)」のモバイル版が計85.1%と、競合に大きく水をあけている。2位は家電ECサイトを運営する京東商城の「手机京東」でシェアは7.1%。世界的大手の米アマゾン・ドット・コムはシェア0.6%にとどまっている。
2位の京東商城は、アリババと並ぶ中国のインターネット大手テンセントと提携し、追い上げを目指しているが、アリババ系列の圧倒的なシェアにはいまだ太刀打ちできない状況だ。アリババは、モバイルショッピング市場にいち早く手を広げた先行者利益を生かし、安定したシェアを確保している。
なお、中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、中国のネットユーザー数は今年6月末時点で6億3200万人。うち83%に当たる5億2700万人がモバイル端末経由でネットを利用しており、PC経由(81%)を初めて上回った。
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