【中国から探る日本株】中国投資家グループが米オムニビジョンに買収提案、ソニーの競合先
[14/08/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米オムニビジョン・テクノロジーズはこのほど、中国の投資家グループから買収提案を受けたことを明らかにした。同社はスマートフォンなどのカメラに使用されるCMOSイメージセンサーの製造大手で、米アップルなどを顧客に持つ。中国資本が入ることで、同国でのシェア拡大につながる可能性が指摘されている。
オムニビジョンへの買収提案は外電が15日報じたもので、投資家グループには上海浦東科技投資などが含まれるという。買収提示価格は1株当たり29米ドルで、オムニビジョンの直近終値に対して約18%のプレミアム水準となっている。
オムニビジョンはソニー<6758>や韓国サムスン電子の競合先だ。調査会社テクノ・システム・リサーチによると、2013年のCMOSイメージセンサーの世界シェア(見込み)は、ソニーが33%で首位、オムニビジョンが16%で2位だった。
オムニビジョンは近年、中国スマホメーカー向けを強化しており、中国国内に設計センターなどを設置している。同社は低画素カメラ用の分野において、ソニーよりも競争力があるとされており、低価格スマホの人気が高い中国においては有利な位置に立つ。中国資本の参画が決まれば、同国でのシェア拡大を後押しする可能性がある。
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オムニビジョンへの買収提案は外電が15日報じたもので、投資家グループには上海浦東科技投資などが含まれるという。買収提示価格は1株当たり29米ドルで、オムニビジョンの直近終値に対して約18%のプレミアム水準となっている。
オムニビジョンはソニー<6758>や韓国サムスン電子の競合先だ。調査会社テクノ・システム・リサーチによると、2013年のCMOSイメージセンサーの世界シェア(見込み)は、ソニーが33%で首位、オムニビジョンが16%で2位だった。
オムニビジョンは近年、中国スマホメーカー向けを強化しており、中国国内に設計センターなどを設置している。同社は低画素カメラ用の分野において、ソニーよりも競争力があるとされており、低価格スマホの人気が高い中国においては有利な位置に立つ。中国資本の参画が決まれば、同国でのシェア拡大を後押しする可能性がある。
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