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中国の小米:14年スマホ販売台数は6112万台、前年比3倍に急増

注目トピックス 経済総合
中国のスマートフォン(スマホ)メーカー、北京小米科技(シャオミ)の販売が好調だ。2014年の販売台数は6112万台に達し、前年の3.3倍に急増した。売上高は2.4倍の743億人民元(約1兆4365億円)。設立から4年足らずで、携帯端末の世界的な大手へと成長している。毎日経済新聞が5日伝えた。
2015年に入っても、小米の攻勢は続く。年明け4日には、廉価版モデル「紅米(Redmi)」の新機種を発表した。来週15日には、旗艦モデル「小米(Xiaomi)」の新機種を打ち出す予定となっている。
ただ、海外進出戦略には不透明感も漂う。雷軍・最高経営責任者(CEO)はこれより先、2014年に10カ国・地域へ進出する計画を打ち出していたが、サプライチェーン整備などの問題から、実際は5カ国・地域への参入にとどまった。雷CEOの海外戦略によると、まずは香港、マカオ、台湾といった近隣地域に進出した後、インド、ブラジル、ロシアなどの新興国へ参入。最終的に欧米を狙うという3段階を踏む構想が掲げられている。
14年7月に製品投入したインドでは、特許のライセンス料などを巡る訴訟を抱え込んだ。現地のデリー高等裁判所は12月になって、小米製の低価格端末の輸入、販売を15年2月5日まで停止するよう命令。スウェーデンの通信機器大手エリクソンによる特許侵害の申し立てを重視し、法的措置をとったことを明らかにした。
10年設立の小米は、地元で“中国のアップル”と称される新興のスマホメーカー。低価格とハイスペックを両立させたデザイン性の高い機種で、若者を中心に人気を集めている。米市場調査会社のアイサプリ(iSuppli)によると、14年7〜9月期の中国出荷台数は1840万台。韓国サムスン電子を追い抜いて、シェアトップに浮上した。
13年の販売台数は前年比160%増の1870万台。売上高は150%増の316億人民元に拡大した。

【亜州IR】



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