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(中国)国産携帯端末が販売急拡大、14年販売シェア78%に上昇

注目トピックス 経済総合
中国における国産メーカーのブランド携帯端末のプレゼンスが増大している。中国携帯市場で出荷された数量は、2014年通年で合計4億4200万台。うち中国ブランドは3億5400万台(全体の78.3%)に拡大した。ハイエンド携帯市場でも中国ブランドの活躍が目立つ。4G規格のTD-LTE端末では、中国ブランドが全体の76.2%を占めた。3G端末までは、海外ブランドに国内市場を支配され、中国ブランドは5割以下に甘んじていたという。経済日報などが23日付で伝えた。
中国メーカーの躍進は、海外ブランドよりも研究・開発能力が高いため。各社が競って、新たな技術、素材を携帯端末分野に応用してきたという。中国では華為技術(ファーウェイ)、OPPO(広東欧珀移動通信有限公司)、聯想集団(レノボ:992/HK)、vivo(歩歩高)、北京小米科技(シャオミ)、魅族(メイズー)、中興通訊(ZTE:763/HK)系の努比亜(nubia)などが新機種を積極的に投入した。携帯端末向けのICの出荷数も、14年には4億3700万個に膨らんだ。海外大手メーカーとの実力差を確実に埋めつつある。
工業和信息化部(工業情報化部)などの統計によると、価格帯2000-3000人民元のミドルエンド・ハイエンド携帯端末市場でも、14年は中国勢のシェアが28%に拡大した。規格別の出荷台数は、2Gが前年比64.4%減の6049万7000台、3Gが46.0%減の2億2000万台、4Gが1億7100万台(比較なし)。全体に占める比率は、それぞれ2Gが13.4%、3Gが48.%、4Gが37.8%。販売額ベースのシェアでも、中国ブランドが合算で50.6%に拡大し、アップル、サムスン、ノキア、ソニーなど海外ブランドの49.4%を超えた。
15年の市場動向も、ハイエンド化が進行する見込み。64ビットCPU、曲面ディスプレイ、高画質大型ディスプレイ、4G RAM、大容量モバイルバッテリー(4000mAh)、指紋認証などがキーワードになると同部はみている。

【亜州IR】



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