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中国:犯罪の低年齢化が進行、満14歳未成年の犯罪率は2割に

注目トピックス 経済総合
中国社会で犯罪の低年齢化が進んでいる。満14歳の未成年による犯罪率は2014年に20.11%に達し、2001年の12.3%に比べて、7.81ポイント上昇した。複数の中国メディアが20日、21世紀教育研究院が同日発表した「中国教育発展報告(2015)」を引用する形で報じた。
未成年による犯罪の増加は将来的に違法行為の慣習化を招き、累犯を重ねる可能性が高いと警告している。未成年者が犯罪行為に走る要因については、◆不適切な家庭教育、◆非行グループとの交友関係、◆法律観念の希薄、◆学校教育の欠陥??などが指摘されている。なかでも家庭教育を要因とするものは全体の16.9%を占める。とりわけ家族が離散している家庭に問題があるとされる。離散理由には両親の出稼ぎや離婚、服役などが挙げられる。
また犯罪を犯す未成年は大きく3種に分類されるという。「学校に通わず仕事にもつかないニートタイプ」「両親が出稼ぎなどで長期不在の留守タイプ」「出稼ぎの両親とともに都市部を転々と移り住む流動タイプ」。犯罪に占める割合はニートタイプが36.7%、留守タイプが27.3%、流動タイプが26.9%となっている。
この調査は昨年1年をかけて、全国12省の少年犯管教所 (少年刑務所)の未成年受刑者、社会内矯正(執行猶予、管制、仮釈放処分の犯罪者を社会で教育し矯正する取り組み)の未成年、専門・普通学校の一般学生を対象に実施したもの。

【亜州IR】



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