中国:市中銀が個人向け融資引き締め、「株式投機目的の利用」厳しく監視
[15/05/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中国の市中銀行が個人向け融資を引き締めているもようだ。貸出条件や金利の引き上げ、融資審査の厳格化などを進めているという。景気の減速を受けて不良債権が増加するなか、貸倒リスクを減らす考え。借入金を利用した株式投機を防ぐ狙いもある。
うち貸出金利については、基準金利の1.3倍程度に引き上げられているという。従来は1.1〜1.2倍が一般的だった。また、これまでは給与明細を提出するだけで簡単に融資を受けられていたが、現在は借入金の使途を証明する書類などの提出を求める銀行が増えている。
当局の規定では、銀行融資を投資行為に用いることは禁止されている。しかしながら、本土マーケットが活況を見せるなかで、株式投資に利用するケースが増えている状況だ。なお、中国の商業銀行の貸出残高のうち、個人向け融資(住宅ローンを含む)が占める比率は20%程度。ウエートはそれほど大きくないものの、デフォルト(債務不履行)率は高い傾向にあるという。
【亜州IR】
<ZN>
うち貸出金利については、基準金利の1.3倍程度に引き上げられているという。従来は1.1〜1.2倍が一般的だった。また、これまでは給与明細を提出するだけで簡単に融資を受けられていたが、現在は借入金の使途を証明する書類などの提出を求める銀行が増えている。
当局の規定では、銀行融資を投資行為に用いることは禁止されている。しかしながら、本土マーケットが活況を見せるなかで、株式投資に利用するケースが増えている状況だ。なお、中国の商業銀行の貸出残高のうち、個人向け融資(住宅ローンを含む)が占める比率は20%程度。ウエートはそれほど大きくないものの、デフォルト(債務不履行)率は高い傾向にあるという。
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