2億円弱投資可能な中国富裕層100万人突破、過去4年で倍増
[15/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
1000万人民元(約1億9800万円)以上を個人で投資することが可能な富裕層は、2014年末に中国全体で100万人を超えた。4年前の10年末比で倍増。2年前との比較で33万人増えている。中国人(個人)の投資可能資産、富裕層の人数は2ケタのペースで伸び続けてきた。個人の投資可能額は12年以来、年率平均で16%ずつ拡大し、14年末時点で112兆人民元に膨張したという。招商銀行と米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが26日に共同で発表した「2015中国私人財富報告」で明らかにされた。
富裕層の居住地は、広東省が最多の13万人。上海市、北京市、江蘇省、浙江省、山東省、四川省で5万人を超えた。四川省は内陸で唯一、5万人を上回っている。
2015年の見通しにも言及し、富裕層の人数は22%増の126万人に拡大すると予想。各個人の投資可能資産は、合算で16%増の129兆人民元に達すると分析した。うち富裕層の投資可能資産は、17%増の37兆人民元(個人投資可能額全体の28.7%)に上るとみている。
富裕層が投資を検討する分野は、新興産業や消費・サービス業に集中していた。従来型製造業向け投資を検討する富裕層の比率は、10%にも満たなかったという。
【亜州IR】
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富裕層の居住地は、広東省が最多の13万人。上海市、北京市、江蘇省、浙江省、山東省、四川省で5万人を超えた。四川省は内陸で唯一、5万人を上回っている。
2015年の見通しにも言及し、富裕層の人数は22%増の126万人に拡大すると予想。各個人の投資可能資産は、合算で16%増の129兆人民元に達すると分析した。うち富裕層の投資可能資産は、17%増の37兆人民元(個人投資可能額全体の28.7%)に上るとみている。
富裕層が投資を検討する分野は、新興産業や消費・サービス業に集中していた。従来型製造業向け投資を検討する富裕層の比率は、10%にも満たなかったという。
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