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29日の中国本土市場概況:上海総合4日ぶり反発で3.4%高、相場底打ちを意識

注目トピックス 経済総合
29日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比126.17ポイント(3.44%)高の3789.17ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数は132.38ポイント(3.45%)高の3969.37ポイント。外貨建てB株相場は続伸する。上海B株指数が6.74ポイント(1.87%)高の366.43ポイント、深センB株指数が19.13ポイント(1.55%)高の1251.40ポイントで引けた。

自律反発狙いの買いが優勢。上海総合指数は前日までの3日続落で、約3週ぶりの安値水準に低迷していたため、値ごろ感が着目された。前回安値の3500ポイント近辺が下値抵抗線として意識されるなか、前日までの下げで「相場は底打ちした」との見方も支援材料となっている。ただ、指数は買い先行後に一時1%超下落し、再びプラスに転じるなど不安定な動きが続いた。UBSストラテジストの陸文傑氏が28日、上海総合指数は3500ポイント近辺まで調整したものの、依然として割高感があるとの見解を示すなか、上値では戻り待ちの売りも目立っている。

幅広く買われ、上海総合の構成銘柄は9割超が上昇した。なかでも、インフラ関連株の上げが目立つ。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が7.9%高、建機の三一重工(600031/SH)が9.1%高、発電設備の上海電気集団(601727/SH)が9.9%高で引けた。海運株も急伸。ストップ高する銘柄が相次いだ。軍事関連株も大幅に上昇。発電や水道の公益株、素材関連株、不動産株なども値を上げた。

【亜州IR】



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