ビットコイン---マイニング(発掘)は電気代との戦い
[16/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ビットコインはネットワークでつながれた複数のコンピュータがその仕組みを維持管理しており、その維持管理システムへの参加者が新規発行通貨の分け前に預かることになっている。
ビットコインの維持管理システムへの参加は一般的にマイニング(発掘作業)と言われており、専用ソフトで難解な数式を解くとマイニングに成功する。
ビットコインが高値にあれば、多額の費用を投じて高性能マシンが投入されるなど、マイニングの競争が激化する。高性能マシンほど電気代がかかるため、ビットコインの価格動向と電気代のバランスが利益が出るか否かのかぎを握る。
ビットコインの価格が下がればマシンへの設備投資に合わない結果となり、設備投資が見送られることでマイニングによるビットコインの供給量が減り、理論的には価格上昇圧力となる。逆にビットコインの価格が上がれば設備投資が活発化し、マイニングによるビットコインの供給量が増えることになる。
なお、現状の価格(1ビットコイン=47,500円程度)においては、マイニングによって大きな利益を獲得することは難しいと言われている。
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