中国:“人民元問題”に絡んだ当局者発言が相次ぐ
[16/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
上海市で26-27日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で“人民元問題”が焦点の一つになるとみられるなか、開催前の25日、人民元レートを巡る中国政府高官の発言が相次いだ。
まず、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・副総裁は、「人民元レートの安定は非常に重要」としながらも、「今後のレートはより機動的になり、より市場の需給が主導する形でのレート形成になる」と揺れが大きくなることを示唆した。その上で「人民元レートは中国外貨取引センター、国際決済銀行(BIS)、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)の3つの通貨バスケットに注目している」とし、米ドルだけでなく通貨バスケットを参考にしている点を強調した。
また財政部の朱光耀・副部長も、「中国は市場が主導する為替レート形成メカニズムと為替レート改革の推進が必要」と指摘。「人民元レートは安定を維持する必要があり、人民元レートが合理的で均衡のとれた水準を維持できる自信がある」とする政府の見解を改めて表明した。
【亜州IR】
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まず、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・副総裁は、「人民元レートの安定は非常に重要」としながらも、「今後のレートはより機動的になり、より市場の需給が主導する形でのレート形成になる」と揺れが大きくなることを示唆した。その上で「人民元レートは中国外貨取引センター、国際決済銀行(BIS)、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)の3つの通貨バスケットに注目している」とし、米ドルだけでなく通貨バスケットを参考にしている点を強調した。
また財政部の朱光耀・副部長も、「中国は市場が主導する為替レート形成メカニズムと為替レート改革の推進が必要」と指摘。「人民元レートは安定を維持する必要があり、人民元レートが合理的で均衡のとれた水準を維持できる自信がある」とする政府の見解を改めて表明した。
【亜州IR】
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