世界の貿易価格指数:10年ぶりの低水準、原油急落などが主因
[16/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
オランダ経済政策分析局(CPB)によると、世界の貿易価格指数は世界同時不況が発生した2008年を下回り、2006年3月以来の低水準を記録した。また、原油など商品価格が下落し始めた(2014年6月)の前月5月から23%下落したという。
国・地域別では、量的緩和(QE)を終結した米国の輸出入がともに低迷しているとは対照的に、ユーロ圏が回復した。アジアなど新興国の輸入が拡大した半面、輸出が直近4カ月で連続縮小した。一方、貿易額の急速縮小はみられていない。
貿易価格の急落について、原油など商品価格の急落が主因だとみられている。また、貿易価格が米ドル建てで計算されているため、米ドルの独歩高も貿易価格を押し下げている一因だと分析されている。
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国・地域別では、量的緩和(QE)を終結した米国の輸出入がともに低迷しているとは対照的に、ユーロ圏が回復した。アジアなど新興国の輸入が拡大した半面、輸出が直近4カ月で連続縮小した。一方、貿易額の急速縮小はみられていない。
貿易価格の急落について、原油など商品価格の急落が主因だとみられている。また、貿易価格が米ドル建てで計算されているため、米ドルの独歩高も貿易価格を押し下げている一因だと分析されている。
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