25日の中国本土市場概況:上海総合指数0.4%安と反落、証券株に売り
[16/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
週明け25日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比12.57ポイント(0.42%)安の2946.67ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、13.18ポイント(0.43%)安の3083.67ポイントで引けている。外貨建てB株相場も反落。上海B株指数は0.94ポイント(0.26%)安の367.70ポイント、深センB株指数は7.13ポイント(0.63%)安の1121.76ポイントで終了した。
需給悪化懸念がくすぶる。中国証券監督管理委員会が22日、新規株式公開(IPO)申請した7社を承認したことや、今週のロックアップ(売却制限)解除株が上海と深センを合わせて800億人民元を超えたことなどが嫌気された。元安も重し。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元安方向に設定するなか、外国為替市場では一時4週ぶりの元安水準に低迷している。もっとも、下値は堅い。上海総合指数は一時1.43%安と売られたものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。「供給側改革(サプライサイドの構造改革)」の進展に対する期待が持続するなか、関連銘柄などは物色されている。
業種別では、証券株の下げが目立つ。華泰証券(601688/SH)が2.9%下落した。このところの商い低迷で、業績の先行きを不安視。中国本土マーケットで商品市場への資金流入が加速する一方、株式市場では売買代金の縮小が鮮明化している。銀行株や保険株、不動産株、インフラ関連株もさえない。海運株、海運株、消費関連株なども売られた。
半面、鉄鋼株や非鉄株の一角はしっかり。宝鋼(600019/SH)が1.4%高、江西銅業(600362/SH)が1.6%高で引けた。航空・宇宙関連の銘柄も高い。中国国家航天局が22日、火星探査機の打ち上げ計画などを発表したことが思惑買いを誘っている。
【亜州IR】
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需給悪化懸念がくすぶる。中国証券監督管理委員会が22日、新規株式公開(IPO)申請した7社を承認したことや、今週のロックアップ(売却制限)解除株が上海と深センを合わせて800億人民元を超えたことなどが嫌気された。元安も重し。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元安方向に設定するなか、外国為替市場では一時4週ぶりの元安水準に低迷している。もっとも、下値は堅い。上海総合指数は一時1.43%安と売られたものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。「供給側改革(サプライサイドの構造改革)」の進展に対する期待が持続するなか、関連銘柄などは物色されている。
業種別では、証券株の下げが目立つ。華泰証券(601688/SH)が2.9%下落した。このところの商い低迷で、業績の先行きを不安視。中国本土マーケットで商品市場への資金流入が加速する一方、株式市場では売買代金の縮小が鮮明化している。銀行株や保険株、不動産株、インフラ関連株もさえない。海運株、海運株、消費関連株なども売られた。
半面、鉄鋼株や非鉄株の一角はしっかり。宝鋼(600019/SH)が1.4%高、江西銅業(600362/SH)が1.6%高で引けた。航空・宇宙関連の銘柄も高い。中国国家航天局が22日、火星探査機の打ち上げ計画などを発表したことが思惑買いを誘っている。
【亜州IR】
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