中国:過去最大級の地下銀行摘発、取引規模1600億円超
[16/07/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
上海市の警察当局はこのほど、過去最大規模の「地下銭荘」(地下銀行)を摘発したと発表した。この地下銀行は、上海を含む5省市でヤミ両替などの違法業務を展開。取引規模は100億人民元(約1600億円)を超えていたという。新聞晨報が20日付で伝えた。
今月10日午前10時37分、上海虹橋駅に香港からの高速列車が到着すると、当局の合同捜査チームが列車に乗り込み、1人の男を取り押さえた。30人余りの手下を率い、地下銀行を運営していた孫(姓のみ公表)だ。その翌日、孫の事務所にあった現金625万人民元と銀行カード300枚余りが押収された。このほか、銀行預金8100万人民元が凍結された。
調べによると、この地下銀行は上海市、浙江省、甘粛省、四川省、広東省で違法な海外送金やマネーロンダリング(資金洗浄)を行っていた。マネーロンダリングに関しては、POSマシンを使い、マカオのカジノを通じて行っていた。
中国では、個人の海外送金額が年間5万米ドルに制限されている。留学や海外不動産の購入で大量の外貨が必要になったとき、一般の市民もこれらの地下銀行を利用しているという。
【亜州IR】
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今月10日午前10時37分、上海虹橋駅に香港からの高速列車が到着すると、当局の合同捜査チームが列車に乗り込み、1人の男を取り押さえた。30人余りの手下を率い、地下銀行を運営していた孫(姓のみ公表)だ。その翌日、孫の事務所にあった現金625万人民元と銀行カード300枚余りが押収された。このほか、銀行預金8100万人民元が凍結された。
調べによると、この地下銀行は上海市、浙江省、甘粛省、四川省、広東省で違法な海外送金やマネーロンダリング(資金洗浄)を行っていた。マネーロンダリングに関しては、POSマシンを使い、マカオのカジノを通じて行っていた。
中国では、個人の海外送金額が年間5万米ドルに制限されている。留学や海外不動産の購入で大量の外貨が必要になったとき、一般の市民もこれらの地下銀行を利用しているという。
【亜州IR】
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