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中国:華為がサムスン追い越す、営業利益シェア世界2位に浮上

注目トピックス 経済総合
中国の華為技術(ファーウェイ)が利益ベースで韓国サムスン電子を追い抜き、米アップルに次ぐ世界2位のスマートフォンメーカーに躍進したことが分かった。「アンドロイド」端末メーカーとしては、華為が最も利益を上げているメーカーとなった形。これまではアップルとサムスンの2強体制だったが、「ギャラクシーノート7」のバッテリー発火問題でサムスンが大きなダメージを受ける中、業界地図が書き換えられようとしている。複数のメディアが28日伝えた。
市場調査会社のストラテジー・アナリティクスがこのほど発表した最新統計によると、2016年第3四半期(7〜9月)の営業利益シェアはアップルが91.0%で断トツの1位。2位以下には、華為の2.4%、広東歩歩高電子工業(ViVo)と広東欧珀移動通信(OPPO)の2.2%が続いた。サムスンはシェア0.1%にとどまり、9位に後退している。2015年の時点では、アップルの営業利益シェアが92%、サムスンが14%だった。
華為が躍進した要因としては、今年6月に投入した「HUAWEI P9」の欧州での成功が挙げられる。独ライカとの共同開発によるダブルレンズを搭載した同モデルは、リアルメタルボディや新世代の指紋センサなど、あらゆる面で「プレミアム」な仕上がりを実現。一昔前の“安っぽい中国製”イメージを払しょくした。
華為は今年6月、向こう5年以内にアップルやサムスンを追い抜き、世界最大のスマホメーカーになるとの目標を打ち出した。販売台数のシェアを25%以上に引き上げる方針を示している。

■企業紹介
1987年に設立された華為は、広東省深セン市に本社を置く。世界170カ国以上に拠点を置くグローバル企業。内外の大手通信キャリアを顧客に取り込んだ。調査会社ガートナーによると、中国のほか、ドイツ、スウェーデン、米国、インド、ロシア、日本など各国に16の研究開発センターを設置している。

【亜州IR】



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