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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術(4)シンボルリスト活用のススメ

注目トピックス 経済総合

皆さま、こんにちは。フィスコリサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、様々な投資情報も交えながらお話しする連載の第4回目です。どうぞよろしくお願いします。

連載第4回は、レーダースクリーンにおけるシンボルリストの活用についてです。

●自分だけのオリジナルの銘柄リストを作ってみよう

トレードに勝つには「厳選された銘柄リスト」が重要となります。出来高が増加するなど資金流入の確認できるテーマ関連の銘柄群を見落とさないためにも、しっかりとした銘柄リストを作成しておくことをおすすめします。その準備をして初めて、旬のテーマ銘柄に敏感に反応できるトレーダーになれると私は思います。

●2017年は「フィンテック相場」が全開へ

今年の有力テーマのひとつに挙げられているのが、金融にIT技術を活用する「フィンテック」です。2016年は、仮想通貨「ビットコイン」や、基礎技術である「ブロックチェーン」が市場の関心を集めました。2017年は、これらのフィンテックの最先端分野が、より人々の日常生活に入り込み、市場規模が一気に拡大すると私は考えています。2017年1月初旬には、さくらインターネット<3778>が「超先端材料高速開発基盤技術プロジェクト」向けスーパーコンピューターシステムを受注したと発表し、ストップ高まで買われました。その他、セレス<3696>などフィンテック関連株が高い時期がありましたね。さくらインターネットは、フィンテックの基幹技術である「ブロックチェーン」にも関連していることから、同じブロックチェーン関連のインフォテリア<3853>やアイリッジ<3917>、フィスコ<3807>など へ買い人気が波及しました。2017年は改正資金決済法が施行されることから、ビットコインやブロックチェーンなどに絡むフィンテックが注目されるとの期待感が強まると思われます。このように、期待されているテーマ性の中で注目される銘柄が出てくると、同じ関連銘柄と位置付けられている銘柄にも資金流入するケースが見られます。そのため、銘柄リストである「シンボルリスト」に事前に銘柄を登録しておけば、出遅れている銘柄にも即座に対応できます。今年注目されそうなフィンテック関連銘柄のリストを提示しておきますので、ぜひ、皆さまのシンボルリスト作成の際にご参考にしてみてくださいね。

【フィンテック関連銘柄】
さくらインターネット<3778>、カイカ(旧SJI)<2315>、フィスコ<3807>、ロックオン<3690>、ブイキューブ<3681>、マネパG<8732>、インフォテリア<3853>、SBI<8473>、ネクスグループ<6634>、セレス<3696>、アスカネット<2438>、アイリッジ<3917>、ラクーン<3031>、アドウェイズ<2489>、アイビーシー<3920>、ULSグループ<3798>、GMOメディア<6180>、リアルワールド<3691>、シーイーシー<9692>、トレイダーズ<8704>、OKウェイヴ<3808>、アトラ<6029>、ユナイテッド<2497>、VOYAGE<3688>、JIGーSAW<3914>、フライトHD<3753>

●マネックス証券が設定するシンボルリストも

シンボルリストを作成するのが自分には難しいと思う方には、日本株版提供元のマネックス証券が設定するシンボルリスト「マネックス シンボルリスト」も存在します。そちらを活用していただくと主要な業種のリストが内蔵されていますので、すぐに分析をスタートすることができます。

●オリジナルのシンボルリストの醍醐味

とはいえ、自分で銘柄選択をして、シンボルリストを作成していく過程は、私にとって本当に楽しい時間ですし愛着もわきます。皆さまも、ぜひ自分でカスタマイズしたシンボルリストを作成・活用してみてください。

●働き方改革関連銘柄

最後にもう一つ、私が注目している関連銘柄をご紹介します。
私は、医療法人に属しながら、フィスコでリサーチレポーターのお仕事もさせていただいており、またFXトレーダーでもあります。自分自身が多様な働き方をしていることから、働き方改革に熱心な企業や、働き方関連銘柄に位置付けられている銘柄には注目しています。

その中でもクラウドワークス<3900>は、インターネットで世界中の個人と企業をつなぎ各種業務を受発注するクラウドソーシングサービスを提供しており、個人の働き方の多様化に貢献している代表的な企業だと言えます。また、サイボウズ<4776>は働き方関連銘柄として挙げられることはまだ少ないですが、サイボウズは副業ではなく「複業」が新しい働き方の1つであるとして取り組みを進めています。また、同社のグループウェアである「kintone(キントーン)」はチームワークを向上させることで様々な働き方の可能性に挑戦しています。このような企業群の取り組みよって、我々個人は、やりがいのある仕事ができ、それを通して人は輝くことができるのだと思っています。

その他の働き方改革関連銘柄についてもピックアップしていますので、参考にしてみて下さい。

【働き方改革関連銘柄】

キャリア<6198>、リンクアンドモチベーション<2170>、アルトナー<2163>、インソース<6200>、ヒューマンホールディングス<2415>、スリープログループ<2375>、インターワークス<6032>、クリーク・アンド・リバー社<4763> 、ウィルグループ<6089>、アトラエ <6194>、ライク<2462>、ヒト・コミュニケーションズ<3654>、メンバーズ<2130>、テンプHD<2181>、ディップ<2379>、キャリアDC<2410>、エスプール<2471<、ソリトンシステムズ<3040>、システムリサーチ<3771> 、パイプドHD<3919>、テクノプロHD<6028>、キャリアリンク<6070>、SCSK<9719>、日本電産<6594>

次回はチャート分析の方法についてお話しします。チャートと今回お話ししたシンボルリストを瞬時に連携させる「シンボルリンク」という機能についてもお話しします。お楽しみに!

※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコリサーチレポーター 馬渕磨理子)



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