中国IT大手のテンセント、1976億円でテスラ株5%取得
[17/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米テスラモーターズ(TSLA/NASDAQ)は28日、米証券当局への提出書類を通じ、中国IT大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)がテスラ株5.0%を取得したと報告した。テンセントは今月17日までに、816万7544株を総額17億7784万米ドル(手数料含み約1976億円)で取得している。1株当たり平均は217.67ドル。
両社は今回の取引について、公式なコメントはしていない。米現地メディアによると、今回の出資受け入れはテスラにとって中国事業の展開を長期的に睨(にら)んだもの。テスラは現在、中国本土で24店舗を現在運営するほか、急速充電スタンド114カ所と一般的な充電スタンド348カ所を展開している。
一方、中国総合ネット企業大手のテンセントは看板商品のインスタント・メッセンジャー(IM)「QQ」で築いた顧客基盤とブランド力を背景に、SNSやオンラインゲームなどで業容を拡大。ここ数年はスマホ向けメッセージアプリ「微信(WeChat)」の成長が著しく、月間アクティブユーザー数が9億人近くに膨らんでいる。すでに中国ユーザーの生活に深く関わっている「WeChat」は、メッセージのやり取りのほか、同プラットフォームを通じて食事の注文、電子決済など幅広いサービスに使用が可能だ。テンセントはまた、海外事業について2件の大型買収を実施。有力タイトル「League of Legends」を持つ米ゲーム会社のRiot Games、フィンランドのゲーム大手Supercellを傘下に収めている。自動車業界にも触手。15年3月、電子機器受託製造サービス(EMS)で世界最大手の台湾・鴻海精密工業(ホンハイ:2317/TW)、高級車販売の中国和諧新能源汽車(3836/HK)とEV事業での戦略提携に合意。共同出資で「和諧富騰公司」を立ち上げた(出資比率は和諧新能源汽車が40%、テンセントと鴻海が各30%)。
28日のNY株式市場では、テスラが前日比2.68%高の277.45ドルと3日続伸して取引を終えた。
【亜州IR】
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両社は今回の取引について、公式なコメントはしていない。米現地メディアによると、今回の出資受け入れはテスラにとって中国事業の展開を長期的に睨(にら)んだもの。テスラは現在、中国本土で24店舗を現在運営するほか、急速充電スタンド114カ所と一般的な充電スタンド348カ所を展開している。
一方、中国総合ネット企業大手のテンセントは看板商品のインスタント・メッセンジャー(IM)「QQ」で築いた顧客基盤とブランド力を背景に、SNSやオンラインゲームなどで業容を拡大。ここ数年はスマホ向けメッセージアプリ「微信(WeChat)」の成長が著しく、月間アクティブユーザー数が9億人近くに膨らんでいる。すでに中国ユーザーの生活に深く関わっている「WeChat」は、メッセージのやり取りのほか、同プラットフォームを通じて食事の注文、電子決済など幅広いサービスに使用が可能だ。テンセントはまた、海外事業について2件の大型買収を実施。有力タイトル「League of Legends」を持つ米ゲーム会社のRiot Games、フィンランドのゲーム大手Supercellを傘下に収めている。自動車業界にも触手。15年3月、電子機器受託製造サービス(EMS)で世界最大手の台湾・鴻海精密工業(ホンハイ:2317/TW)、高級車販売の中国和諧新能源汽車(3836/HK)とEV事業での戦略提携に合意。共同出資で「和諧富騰公司」を立ち上げた(出資比率は和諧新能源汽車が40%、テンセントと鴻海が各30%)。
28日のNY株式市場では、テスラが前日比2.68%高の277.45ドルと3日続伸して取引を終えた。
【亜州IR】
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