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天然ゴム市場が強い値動き、その背景は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。天然ゴム市場が大きく動いていますね。値動きの背景と、今後の価格動向についてまとめているレポートを見つけたのでご報告します。

松永さんは、『昨日の上海ゴムの日中取引は、15時ごろに一時1.5%安付近まで下落しましたが、ラスト1時間で急伸し、3.3%高まで上昇して取引を終えました。それを受けて昨日の東京ゴムは、夜間取引で急伸しました』と伝えています。

この背景には欧米の鉄鋼関連銘柄の上昇やNYダウの上昇などが原因となっています。松永さんは欧米の鉄鋼関連銘柄上昇の背景について『トランプ大統領は、「鉄鋼はわが国の経済と軍事の双方にとって重要であり、こうした分野で外国に依存することはできない。」と述べ、中国など鉄鋼製品輸入の調査を迅速に調べる覚書に署名しました』と伝え、続けて『ロス商務長官は、「米国の中国製鉄鋼輸入が年初から20%ほど急増している。」と指摘し、「商務省の調査期間は270日間だが、期間終了より大幅に早く調査が終わる。」との見通しを示しました。それを受けて欧米の鉄鋼価格が急伸しました』としています。

また20日のNYダウが174ドル高となったことも要因となって、『リスクオンの流れが強まりました。そうしたリスクオンの流れが資源銘柄全体を押し上げました』と伝えています。

最後に松永さんは『複数の強材料が重なって昨日からの資源銘柄が全面高となりました。特に上海ゴムは、昨年11月の米大統領選後から明確な上昇トレンドに突入しましたが、今回の下落で昨年11月の米大統領選前の水準まで下落したことを受けて、これまでの下落に対する達成感が高まったようです。テクニカル的にも、上海ゴムは反発しやすい局面に達していたようです』と分析しています。

今後も大きく動く可能性が示唆されていますのでしっかりチェックしたいですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研〜北浜の虎と呼ばれた男〜」の4月21日付「天然ゴム市場」「天然ゴム市場パート3」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子




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