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今週は原油価格に注目、下げ止まるか40ドルの大台を割り込むか注視! 住信SBIネット銀行(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

先週は米FRBがFOMCで今年2度目の利上げを決定しました。今年後半以降の金融政策を巡って、9月もしくは12月の利上げはあるのか、バランスシート縮小の開始がいつになるのかなどが焦点となる中、複数のFRB高官の発言がありました。加えて、NY連銀総裁に代表される利上げ推進派の主張の一方で、インフレ指標の改善が確認されるまで利上げを急ぐべきではないとの慎重な意見も聞かれましたね。

さて、今週の注目ポイントはどこでしょうか?

「ウィークリーレポート」では先週に引き続き原油価格に注目しています。足元では原油価格が下げ止まっているように見受けられますが、レポートでは、『先週、42ドル台まで下落した原油価格ですが、市場は強い供給懸念を抱いており、長期化すれば、アメリカのインフレ期待の後退につながりかねないとの見方が強くなっています。これは、今年後半以降のFRBが利上げに積極的となるのか、懐疑的な見方も多くなっているだけにドル円の上値を抑制する一因になっているとの見方もあります。週末にかけて原油価格はやや持ち直しましたが、今週も原油価格動向が注目されています』と分析しています。

また27日にはフィラデルフィア連銀ハーカー総裁、28日にはミネアポリス連銀カシュカリ総裁、27・28日両日にサンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁が講演を行う予定となっています。それについて同レポートでは、『先週のFRB高官の講演では、利上げに対して積極的な発言も聞かれ、今週も利上げのペースや金融政策に対して何らかの発言があることも考えられることから注目されています』と伝えています。

そして総選挙で保守党が過半数割れとなった英国については、『英国の与党保守党が閣外協力や連立合意に難儀する中、21日、格付け会社S&Pの格付け責任者が「英国の長期債務格付けを欧州連合(EU)からの離脱交渉が終了する前に引き下げる可能性もある」との発言もあり、今後の動向が注目されています』との見解を示しています。

最後に今週発表される主な経済指標をご紹介します。

26日 ドイツ IFO[景気動向] 米国 シカゴ連銀全米活動指数 米国 耐久財受注
米国 ダラス連銀製造業活動指数 米国2年債入札

27日 NZ 貿易収支-5月 米国 S&P/ケース・シラー[総合20]米国 リッチモンド連銀製造業指数米国 消費者信頼感指数 原田日銀審議員講演 サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁講演(〜28日) フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演 米国5年債入札

28日 ドイツ 輸入物価指数欧州 マネーサプライM3 米国 MBA住宅ローン申請指数
米国 中古住宅販売保留 ミネアポリス連銀カシュカリ総裁講演

29日 英国 消費者信用残高 欧州 消費者信頼感 ドイツ 消費者物価指数 米国 GDP

30日 中国 製造業PMI中国 非製造業PMIフランス 消費者物価指数フランス 生産者物価指数ドイツ 失業率 英国 GDP欧州 消費者物価指数米国 個人支出 米国 個人所得米国 シカゴ購買部協会景気指数米国 ミシガン大学消費者信頼感指数

今週は経済指標が多く発表されますが、しっかりチェックしていきたいですね!
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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