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資金難の中国動画配信大手・楽視網、従業員の信用格付け「1元」に

注目トピックス 経済総合
 中国インターネット動画配信大手の楽視網信息技術(以下、楽視網)が資金繰り悪化しているのを受け、複数の債権者は裁判所に資産の差押えを申請した。その影響で、従業員個人の信用格付けは「1元」(約16円)に下げられた。

 28日の中国メディアの報道によると、少なくとも8人の債権者は楽視網の資産凍結を申請している。今月5日、創業者の賈躍亭董事長らが保有する、発行済み株式の26%にあたる5億1900万株を裁判所に差し押さえられた。

 さらに、26日付き中国メディア・中新網によると、ネットユーザー「白雲飛」さんは22日、大手行の中国建設銀行から、個人の信用格付けを7万元(約115万円)から1元(約16円)に下げたとの知らせが届いた。銀行に問い合わせたところ、「楽視網での勤務歴があるため、信用度を下げた」と回答された。

 中国証券当局は7月1日から、国内の投資家を5段階で格付けしている。これにより、一部の投資家は特定の株式や債券の取引を制限される。

 同従業員はすでに2013年に楽視網を辞職した。同行のクレジットカードを作ったときにも、会社名義ではなく、個人名義で申し込んだという。

 ネットでは楽視網の従業員が理由で信用格付けを1元に下げたとの報告が相次いだ。しばらくして、大半の従業員の信用格付けは元の水準に戻った。

 楽視網は近年の拡大路線が失敗し、昨年から資金難が伝えられた。5日、賈氏は妻とともに渡米し、現地で董事長などすべての職の辞任を発表した。現在も米国滞在中で、帰国の予定は明かされていない。

(翻訳編集・王君宜)

【ニュース提供・大紀元】




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