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為替の動向、年内利上げを占うFRB要人発言や米経済指標に注目 住信SBIネット銀行(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

まずは先週のおさらいから。北朝鮮リスクについては、19日の国連総会が注目されていましたね。一般討論演説ではトランプ米大統領が北朝鮮を激しく非難しました。しかし、週末にミサイル発射等の挑発行為が行われなかったことで、北朝鮮情勢への警戒は一服となったようです。為替が円安ドル高にふれていることもあり、日経平均は2万円を割ることなく強い値動きとなりました。

そして先週は重要な経済イベントが目白押しでした。21日の米FOMCでは政策金利は予想通りの据え置き、10月からバランスシート縮小の開始が決定されたことから、年内の利上げ期待が高まりました。21日の日銀金融政策会合後の黒田日銀総裁の会見では緩和継続と路線変更なし。ドラギECB総裁のECBの金融政策は順調、こちらも路線変更なしとなりました。

では今週の注目ポイントはどこなのでしょうか?「ウィークリーレポート」ではFRB要人の発言に注目し、『先週21日のFOMCで、10月からのバランスシート縮小実施の決定と、年内1回の利上げ期待が高まりました。26日にはイエレンFRB議長や、ロックハート・アトランタ連銀総裁の講演も予定されており、FOMCの結果から強気な発言が出ればドル/円は更なる高値を目指す可能性があり、注意が必要です』と伝えています。

加えて、『また一方で、FOMC後のイエレンFRB議長の会見には「経済が著しく悪化した場合」にはフォワードガイダンスの復活もあるとの発言も出ていますので、ハト派的なFRB要人の発言にも注目です』との見解を示しています。

そして、米国経済指標にも注目し、『今週は27日に米国中古住宅販売成約、28日に同GDP、卸売在庫、個人消費、29日には個人所得、ミシガン大学消費者信頼感指数など、米国経済指標の発表が多い1週間となっています。また、先々週から続いているハリケーンによって経済指標の悪化の可能性が高い点が懸念されます』とレポートでは分析しています。

最後に、今週の主な経済指標・イベントをご紹介します。

26日
日:7月 日銀金融政策決定会合・議事要旨
仏:9月 企業景況感指数
米:7月 S&P/ケース・シラー[総合20]、9月 リッチモンド連銀製造業指数、9月 消費者信頼感指数、8月 新築住宅販売件数、イエレンFRB議長講演、ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

27日
中国:8月 工業利益
日:8月 工作機械受注
仏:9月 消費者信頼感指数
欧州:8月 マネーサプライM3
英:9月 CBI流通取引調査[報告済売上高]
米:9/22 MBA住宅ローン申請指数、8月 耐久財受注、8月 中古住宅販売成約、9/22 EIA原油在庫

28日
独:10月 GFK消費者信頼感調査、9月 消費者物価指数
欧州:9月 消費者信頼感
米:2Q GDP、8月 卸売在庫、2Q 個人消費、9/23 新規失業保険申請件数、9月 カンザスシティ連銀製造業活動指数

29日
日:8月 失業率、8月 鉱工業生産、8月 住宅着工戸数
中国:9月 財新メディア製造業PMI
仏:9月 消費者物価指数、8月 生産者物価指数
独:9月 失業率
英:2Q GDP、2Q 経常収支
欧州 9月 消費者物価指数
米:8月 PCEデフレーター、8月 個人所得、9月 シカゴ購買部協会景気指数、9月 ミシガン大学消費者信頼感指数

しっかりチェックしたいですね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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