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米国の家計債務が過去最高を更新〜eワラントジャーナル(馬渕磨理子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラント証券のコラムで「モーゲージローン」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

モーゲージローン、つまり住宅ローンはサブプライム問題を引き起こした原因でもあるため、現在でも注視しなければならないと言えます。

同コラムによると『ニューヨーク連銀が(11月)14日に公表した2017年第3四半期の米国の家計における負債残高は12.96兆米ドルとなり、データを取得できる2003年以降で過去最大』となっているようです。特に『自動車ローンが1.21兆米ドルと2003年以降で最大、学生ローンも1.36兆米ドルと2003年以降で最大』となっており、負債残高の増加の主な要因として、『自動車ローンと学生ローン』が挙げられるようです。

過去のバブル崩壊には『過剰な負債が背景』にありました。『2007年から2008年に表面化したサブプライム問題は債務返済能力の低い層(サブプライム)向けのローンの焦げ付きでした。当時は不動産価格の上昇を背景にサブプライム向けの不動産を担保とするモーゲージローンが積み上がっていましたが、不動産価格の下落によってモーゲージローンの延滞や債務不履行が増え、株価の下落を伴い金融危機に発展』していきました。

家計の負債残高の内訳として一番大きいモーゲージローンは『2008年第3四半期に9.29兆米ドルを記録しており、2017年第3四半期は8.74兆米ドルなのでサブプライム問題が表面化したときに比べるとまだ低水準という見方』もできるとのこと。しかし、『モーゲージローンは増加傾向』にあるようです。『当時はあまり問題視されなかった自動車ローンや学生ローンの残高が増えているのも気がかり』だと同コラムでは懸念を示しています。先の金融危機前の負債残高を超えていることには注意が必要かもしれません。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の11月27日付のコラム「米国の家計債務が過去最高を更新」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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