北朝鮮のハッキング能力は、想像以上に強大だ
[18/03/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米朝の首脳会談がいつ実現するのか、世界が固唾を呑んで見つめている。朝鮮半島をめぐる融和ムードがどこまで本物かはさておき、MITTechnologyReviewが最近、北朝鮮のハッカー軍団について報じている。
新しい報告書によると、北朝鮮政府は、驚くほど強力なサイバースパイチームを自由に配置することができるそうだ。
FireEyeのセキュリティ研究者は、APT37(Reaper)と呼ばれるハッキンググループについての研究成果を発表した。FireEyeは、「APT37(Reaper)が北朝鮮政府のために活動していることは確かである」と述べている。
サイバースパイは、主にエレクトロニクス、製造、航空宇宙、車などの産業機密を盗むために活動している。2012年に彼らの活動が始まったとき、対象とするのは主に韓国であったが、その対対象を徐々に拡大していき、最近では、日本やベトナム、中東での活動をするなど、その範囲も広がっている。
彼らは、Reaperが感染したPCのマイクを介して盗聴からデータワイピングの攻撃に至るまであらゆることが可能な、カスタムコード化されたマルウェアを対象者のコンピュータに植えつけて必要な機密などの情報を盗んでいく。
北朝鮮は、もし好戦的であれば、いつもけんか腰の敗残者と考えられている。しかし、ニュースによると、彼らのハッキングやスパイ能力は以前に予想した時よりも遙かに強力になっている。
出典:MITTechnologyReview
【ニュース提供・エムトレ】
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