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新興国通貨の多くは回復基調に?トルコリラの動向は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。トルコとアメリカの関係悪化が懸念されていますね。また、ECBがユーロ圏の銀行が抱えるトルコ関連の投融資残高を調べていると報じられたことで、前週末10日にトルコリラが急落。しかし、週明けにトルコリラの下げは一服しています。トルコリラは今後どう動くのでしょうか?今回は、気になるトルコリラについてのレポートをご紹介します。

トルコは、クーデター未遂事件の支援疑惑から米国人牧師のアンドリュー・ブランソン氏を拘留しており、アメリカは釈放を求めましたがトルコ側はこれを拒否。トランプ政権はそれに対してトルコに大規模制裁を課しました。

松永さんのレポートでは、トルコの対米関係について『サンダース米大統領報道官は14日の会見で、トルコの姿勢に対して「トランプ大統領は大きな不満を感じている。」と述べました。そして、米政府高官は14日、「トルコ側が数日か1週間以内に何らかの行動を見せる必要がある。」と述べ、トルコ政府が拘束している米国人牧師を釈放しなければ更なる経済制裁も辞さないことを警告しました』と伝えています。

続けて、『1週間以内にトルコ側が米国人牧師を釈放しなければ、米国が再び経済制裁を強め、トルコリラに対する売り圧力が再び高まる可能性もあります』と分析。両国の関係修復にはブランソン牧師の解放が条件となっていますが、現状ではトルコのエルドアン大統領は解放に応じる意向は示していないため先行きは不透明といえそうです。

さらにレポートでは、『欧州復興開発銀行はトルコリラが40%下落した場合に備えて内部的にストレステストを実施していたことも伝えられております』と説明しており、『そのストラステストの結果は、「損失は出るものの、耐えられる」というものであり、この調査結果は先月の理事会で加盟67カ国に報告されていたそうです』と伝えています。そして、このストラステストの調査結果から、『先週末より急落した新興国通貨の多くは回復基調に転じるのかもしれません』と考察しています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研〜北浜の虎と呼ばれた男〜」の8月15日付「トルコリラ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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